今週の円谷劇場

ウルトラセブン 45話「円盤が来た」

旋盤工場で働くアマチュア天文家、福新(フクシン)三郎。
星を眺めるのが大好きな彼は、仕事に支障が出ても懲りずに毎晩望遠鏡を覗く日々。
そんなある日、彼は星空に大量の円盤を見つけます。
慌ててウルトラ警備隊に通報するのですが、隊の調査では特に異常が見当たりません。
ただ、いつもより星が多く見えるだけの夜でした。

あれは見間違いだったのだろうか。
きっとそうだと自分に言い聞かせながら、その日も望遠鏡を覗く三郎。
すると、そこには昨日よりもさらに大量の円盤群が写っているではないですか。
今度はフィルム付きで通報した三郎でしたが、やはり何の異常も無いと言うのです。
これ、動画で撮ったら信じてもらえたかもなぁ。この頃じゃ無理だけど。

この頃、三郎の周辺にはどこか奇妙な少年が出没していました。
なぜか三郎の行き先々に現れる少年は、落ち込んだ彼を自宅に連れてゆきます。
そこは何と、ペロリンガ星人の隠れ家。少年は宇宙人だったのです。
三郎が見たものは見間違いでも何でもなく、星に偽装した大円盤群なのでした。

大胆にも、ペロリンガ星人はウルトラ警備隊に通報するよう自分から言いだします。
言う通りにする三郎でしたが、もはや取り次いでももらえませんでした。
星人は三郎ら優れた観察眼を持つアマチュアを逆に利用し、一層身を隠したのです。

基本的に人嫌いで、失敗ばかりの生活にうんざりしていた三郎。
ペロリンガ星人はそんな彼に目を付け、「星の世界」へ連れてゆこうと持ちかけています。
なんでも、すでに何人もの地球人を連れて行っているのだとか。
…これ、言葉は優しいですけど要するに拉致ですよね……
楽園だと思って連れてってもらったら現実は奴隷生活、なんてことになりそう。

しかしウルトラ警備隊も、この事態を放置していたわけではありません。
アンヌが円盤のトリックを見抜き、また三郎の通信にこれを裏付ける内容があったとわかり
すぐさま迎撃活動が開始されます。光が交錯する幻想的映像の中、戦いが始まりました。
結果はウルトラ警備隊の勝利に終わり、ペロリンガ星人もまたセブンに倒されています。

ペロリンガ星円盤群撃退のキッカケを作ったということで、皆から賞賛される三郎。
しかし、彼は周囲の声を振り切るようにして再び星の世界へ没頭してゆきました。
どんな事態が待っていようとも、一度でいいから星の世界へ行きたかったのかもしれません。

セブン最後の実相寺監督作品です。
「第四惑星の悪夢」よりもさらにセブンの出番が少ない超低予算回ですが、映像は見事。
とりわけ、夜空に揺れるペロリンガ円盤群の美しさは特筆に値するものがあります。
上記の通り、バトルも短いながらインパクトのある演出でカバーしていました。
いつの間にかセブンが出てきてるのはご愛嬌。

ペロリンガ星人が化けてた少年の役は、後にバロム1の白鳥健太郎を演じる高野浩幸さん。
現在は御歳56歳で、役者としてもまだまだ現役だそうです。

今週のヒーロータイム

 
27時間TVでドラゴンボールがお休み。特別映像とかあったらしいですけどさすがに見てません。

 
ヘボット 48話「ネジが島さいごの日」

ヘボット、スパロボに出るってよ。スマホ版にだけど。いやマジで。

いろいろ本格的に明かされはじめた話。
しかし全くシリアスに進める気がないのでしょっちゅう脱線しており、頭にさっぱり入りません。
この作品のことだから、そんな感じになるんじゃないかとは思ってましたけどね。

やはりというか、根っこの設定は相当スケールのでかい話みたいですね。
あのアホ毛ってなにげに超重要だったんですな。
 
 
 
宇宙戦隊キュウレンジャー 29話「オリオン座、最強の戦士」

前回ラストで、見方によってはミスリードを誘いかねない登場をしたオライオンが本格登板。
描写からみて、恐らく彼はラッキーの遠い先祖か何かでしょう。
コールドスリープという設定が出てきた以上、実は父親でもおかしくありません。
なるほど、そういう立ち位置できましたか。

負傷しながらも、なぜか復活していたドン・アルマゲと副将軍たちに立ち向かう一同。
どうにも不気味なものを感じますね。単に「打倒に失敗した」という感じじゃない。
明らかに、一度完全に倒されたところから復活してます。何か秘密があるとしか思えませんね。
それが何なのか、まだハッキリとはしないのですが……

戦いの中、ドンに撃たれて重傷を負ってしまうラッキー。
しかし、次回これがむしろパワーアップフラグになりそうです。ここで白が来ますかー。
アキャンパーと戦った時のアレは、今回への布石なのでしょう。
あの頭のマークは、獅子とオリオンが向かい合ったもの。そういうわけですか。
 
 
 
仮面ライダービルド 2話「無実のランナウェイ」

完全にハメられた形の龍我。
彼は自分のことをクズだと言っていましたが、八百長試合をしたのは恋人・香澄の医療費のためでした。
褒められた手段ではなかったものの、根は決して悪いヤツじゃありません。
殺人だけは何があっても絶対にしないと言ってたし、クズ発言はプライドの裏返しですかね。

そんな龍我をぼやきながらも、行く先々でフォローする戦兎。
どっちかというと軽い言動が目立つ彼ですけど、コラボ回や映画の印象よりはマトモな感じです。
まあ天才ということで、あちこち相当ズレてるのは確かみたいですが。
ハメられたといえば、彼も物質研の印象操作にしてやられてますな。連中も黒に限りなく近い。

第二のベストマッチフォーム、ゴリラモンドや掃除機アームのお披露目など忙しい中、
体の弱い人間がスマッシュになってしまうとその時点で救助不能という、シビアな設定が明らかに。
香澄もその病弱ゆえに命を落としてしまいましたが、最後に重要な情報を残してくれました。
龍我を拘置所で昏倒させたナベシマという男と、香澄を騙して龍我をハメさせた男は同一人物だったのです。
いきなりサスペンスの様相を呈してきた本作、序盤から飛ばしてますが一年保つのかな?

香澄が帰られたバーンスマッシュのフルボトルは、形見代わりに今は龍我が持っています。
いずれ、このフルボトルが彼の力になってくれる時が来そうですね。
 
 
 
キラキラ☆プリキュアアラモード! 31話「涙はガマン! いちか笑顔の理由!」

久々にさとみママが登場。
源一郎パパとは一見接点がなさそうな取り合わせですが、格闘家はケガが絶えないのでその縁かな。

今回の内容を一言で語るなら「本人の気持ちとズレすぎている思いやりはかえって毒である」でしょうか。
いちかは母を心から尊敬していましたが、年頃の子が母に取る態度としてはちょっと大人すぎました。
押し殺した気持ちのままで作ろうとしたケーキには、まるでキラキラルが乗っていません。
逆に、さとみママと気持ちを整理しあった後はわずかな時間で素晴らしいケーキを仕上げています。
スイーツには気持ちが大事という大きなテーマを、あえて極端に描いていちかの揺れる心を表現してました。

いちかが普段源一郎パパに当たりがキツいのは、さとみママに甘えられない反動なのでしょうね。
でも源一郎パパはそんな彼女を度量を持って受け止めており、今回は空気もしっかり読んでいました。
さとみママにしてみれば、いちかと源一郎パパのやり取りの方が自然に見えていたかもしれません。
つうか源一郎パパ、料理もうまいんですね。いちかの才能はこっちからの流れも含んでたのか。

とか言ってる間に、ビブリーへ最後通牒が突きつけられてます。
次回なぜか6人と一緒にいるみたいですけど、追われていると見せかけての内部工作…?
 

奇跡の最終進化!  神アプモン降臨!

★あらすじ

デウスモンによって連れ去られ、次々とデータ化されてゆく人々。
そのデータは全て、リブートモンによってヴァイアサン再起動のための糧にされていました。
これこそが、人類アプリ化計画の正体だと言うのでしょうか。

義憤に震えるエリ、虎次郎、レイはバディを神アプリアライズに至らせて立ち向かいます。
現れたポセイドモン、ウラノスモン、ハデスモンの三体の力もまた圧倒的でした。
戦いはディープウェブを貫き、ARフィールドにまで至ります。

一方、いまだショックから立ち直れないハル。
その許に突如勇仁が現れ、なぜか神アプモンへの進化を迫ってきます。
折れた心のまま、ついには逃げることも放棄しそうになるハルでしたが、ガッチモンの激励や
勇仁にもまだ何かが残っていることを直感し、ついに戦う決意を固めます。

しかし同時に、卵のデータをコンプリートさせてリヴァイアサンが現界してしまいました。
異様な巨体のリヴァイアサンはドライヴァーたちを「選ばれし子供」と呼びはじめ……
 
 
 
★全体印象

49話です。
神アプモン同士の激闘と、ハルの葛藤がメイン。
勇仁は冷酷に振舞いつつ、どうやらハルを神アプモンへ誘導していたように見えます。

つまりこれ、全部リヴァイアサンの目論見どおりってことになりますね。
詳しくは後述しますが、1話の「仕組まれた出逢い」ってのはそういうことなのかも。
ここに至っても具体的に現れないミネルヴァのことも疑ってしまいそうです。前から疑ってたけど。
ただ、リヴァイアサンが「再起動」してるのは気になるのですが……

バトルは満を待してという感じで、さすがに迫力があります。
グローブモンVSカリスモンを演出した田中演出が、その本領を発揮した印象。
画面は金ピカですが、デザインの差別化もあって単調な画面にはなっていません。
人物作画も普段よりちょっと濃いめなような。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 特に抜きん出たところはないけど、仲の良い友人と一緒に普通の学校生活を送り、
 普通に社会に出て、普通に歳を取ってゆく。
 それは普段忘れかけているだけで、とても幸運で幸福なことです。

 ひょっとしたら、彼はただそれだけで満足だったのかもしれません。
 やりたいことが見つからなくても、特別な何かがなくても、ただ毎日を懸命に楽しく過ごせれば
 それだけでよくて、ただ少し物語の中のような冒険がしたかっただけなのだと思いました。

 だけれど、それだけで本当にいいのかと叫ぶ部分も彼の中には確かにあって。
 本当に大事な時、この先後悔しないで生きてゆけるかどうかの瀬戸際。
 そこで決断を下せるのは自分だけなのです。なぜなら、人は生まれた時から人生の主人公なのですから。

 主人公とは、どんな絶望にも負けずに抗うことができる者。
 そして同時に、自分の意思で自分のやりたいことを決断することができる者のことです。
 エリや虎次郎、レイがその資格を得ていたのだとすれば、彼もまたついにその資格を得たのかもしれず。

 そしてそんな強い意思を持った人間をこそ、リヴァイアサンが求める者だとすれば……
 
 
 
・ガッチモン
 
 自暴自棄に陥りかけたハルを懸命に支え、彼が自分を取り戻すキッカケを作りました。
 何かを求めていない人間のところには存在していられない、と語っています。新設定か、言葉の綾か。
 ハルが心のうちで叫び続けている渇望を、アプモンとしての本能で察知していたのかもしれません。
 今持っているこの無限大とも言える可能性を、大きく花開かせる何かを掴み取りたいと言う願いに。

 しかし、まずは全てを取り戻してから。
 勇仁が何者であろうと取り戻す──その決意を固めたハルとともに、大地の神が目覚めようとしています。
 
 
 
・エリ
 
 デウスモンへ啖呵を切り、ドカモンをポセイドモンに進化させました。
 吸い込まれる人々を目にした前後の涙は恐怖だけでなく、彼女の優しさのあらわれでもあります。
 バディの強さを見て思わず崖上でドヤるという、上から目線キャラかつお茶目な側面も完備。
 
 
 
・ポセイドモン
 
 オウジャモンがさらに進化した神アプモン。「無敵」の能力を持っています。お前は何を言ってるんだ。
 しかし実力はその肩書きに見合ったものがあり、デウスモンの雷撃を張り手一発で防いだばかりか
 必殺技さえも押さえ込んでしまうレベルで、無敵の名に恥じない鉄壁の防御力を見せつけています。
 こうして見るとなるほど、ドカモンの系譜って感じがしますね。

 必殺技のトライデントフォールは、ネットの海を貫いてデウスモンごとARフィールドへ運んでしまう威力。
 浜辺では久々にクックモンが登場しました。店の安否が気遣われます。
 
 
 
・虎次郎

 デウスモンを「超ノれねェヤツ」と断じ、エリやレイと共に神アプモンを出現させて立ち向かっています。
 この土壇場でなにげに「神ノれる」と言う新フレーズも編み出しています。

 スケールの違う彼らドライヴァーが戦いに随伴するため、長方形の移動フィールドが登場しています。
 これが出てきたのはセブンコードバンドからですが、用意されていたのか急遽作られたものか……
 ミネルヴァとて、神アプモンの存在ぐらいは承知していても不思議じゃないのですが。
 
 
 
・ウラノスモン

 エンタモンが進化した神アプモン。「覚醒」の能力を持っています。はあ。
 巨大な腕を備える割には俊敏で、拳の一撃はそれだけでデウスモンの巨体を揺るがせるほどです。
 必殺技のアストラルイラプションは指からマシンガンのように光波を連射し、敵を打ち砕くというもの。
 一発一発がポルテメロスに匹敵する威力とか、そんな設定がありそう。

 もう一つの技、ハロー・ハローは腕に暴風をまとわせて殴り倒す格闘系の技のようです。
 これによって、一撃のもとにデウスモンの分身を破壊していました。
 
 
 
・レイ

 エリや虎次郎が怒りに燃える一方、相変わらずクールに構えている男。内心かなりムカついてそうですけど。
 現実世界に戻ってきた場面では二人の下敷きになるという、いささか損な役回りをもらっています。
 ある意味じゃご褒美かもしれませんけど、彼にその手の趣味は無い…はず。
 
 
 
・ハデスモン

 リバイブモンが進化した「変化」の能力を持つ神アプモン。
 味方の神アプモンでは唯一、黄金よりも白を主体としたカラーリングを備えています。
 優れた飛行能力を誇り、デウスモンを軽々と抱えて上空から叩き落とすなどパワーにも優れています。

 必殺のメランエクスプロージョンは紫電の柱を発生させ、敵を高々と吹き飛ばす技。
 ディープウェブを貫くその威力に、バディであるレイ自身が驚いています。
 もうひとつの秘技ヘル・カキアは周囲の環境を自在に変化させ、それをもって敵に攻撃します。
 ハッキングの超パワーアップバージョンとでもいいましょうか。
 劇中では分身デウスモンの周囲に突如巨大ビル群を出現させ、その質量で押しつぶしていました。
 
 
 
・はじめ

 拉致された人々のスマホをハッキングして敵の居場所を見つけたり、相変わらず有能です。
 しかし次回ではさらに事態が悪化するので、彼も安全ではなさそう。
 
 
 
・勇仁(YJ14)

 ちょっとだけ「勇仁」になってハルの前に現れてましたが、終盤に初めて予想外の事態を迎えたので
 アレが本当に「勇仁」だったのか、それともYJ14による表層的模倣に過ぎなかったのかはわかりません。
 あの場面が軽くホラーだったのは確かですけれど。
 つうかその服、割と自在に変えられるんですね。便利だな。

 上述の通り、まだ「ハルの親友」としての勇仁が強く残っているようです。
 それについては明らかに予想外だったようで、不可解を口にしていました。
 「勇仁」がやっぱり別人格で抵抗しているのか、それとも本人も知らないうちに「そうなって」いたのか…
 片目だけが「勇仁」のものに戻っている演出はベタながら印象的。

 展望を見せながらも、目論見そのものはうまく運んだと見えて早々に撤退しています。
 それともこれが彼の「ハルを守る」という願いなのでしょうか?
 
 
 
・リブートモン

 ゲーム版ラスボス。
 本編ではデウスモンが集めた人間のデータを使い、リヴァイアサンを再起動させる役割です。
 ブートモンの人格は感じられず、ほぼシャットモンの延長上としての扱い。
 割とさらっと出てきたのですが、前回に続いて明らかに葛藤していますね。
 それでも勇仁のそばにいる理由がある、ということなのでしょうか。

 しかしまさかリヴァイアサンの卵?を呼び出すとは、超重要ポジションですね。
 シャットモンの出現も、ブートモンの誕生も全てはこのためだった…?
 
 
 
・デウスモン

 人々を同時多発的に拉致し、リヴァイアサン再起動のためのデータとして集めていました。
 どうやら、コイツの役割はそれだったようです。相変わらず存在原理がよくわかりませんけど。
 データ化されてゆく人々のさまは、直接的じゃないだけで本作随一のえげつない場面と言えましょう。

 バトルでは三体の神アプモンを相手に、前回と打って変わって苦戦が目立つ扱い。
 自ら分身を生み出して粘るものの、リヴァイアサン出現の段階でその分身もことごとく倒されてしまい
 だいぶ追い詰められていました。いささか小物臭が漂ってきています。

 次回においてもまだまだ粘るみたいですが、このぶんだとよく分からないヤツのまま倒されそう。
 
 
 
・リヴァイアサン

 リブートモンの再起動能力により、ついにその姿を現しました。
 その姿は多頭龍をかたどった要塞のようで、神アプモンをもはるかに凌ぐ巨体を誇っています。
 これが最終形態かどうかはわかりませんが。

 出るやいなや、アプリドライヴァーたちをむしろ賞賛する言葉を放っています。
 これはつまり、ハルたちが神アプモンに到達することをも予想していたということになりますね。
 アルティメット4ですら、神アプモンになるための言わば触媒としか考えていなかったのでしょうか。

 この言葉の意味として真っ先に思いつくのは「選別」です。
 彼?はハルたちの周囲に偶然を装った必然をバラまき、ここまで来るように誘導していたのかもしれません。
 それを成し遂げたときこそ、自分の作る新世界に相応しい者として連れてゆくつもりではないでしょうか。
 「連れてゆく」というのがどーゆー形で行われるか、それはわかりませんけど。

 こうなると、ハルたちに力を貸していたミネルヴァもグル、という自説がますます現実味を増します。
 勇仁がアプリドライヴァーになれたのも、両者の間に約定があるか同一存在だったら何ら不思議じゃないですし。
 アプリドライヴDUOが突然出てきたのも、神アプモン進化のための下準備と考えることができます。

 ただ「再起動」というのが気になるんですよね。過去にシャットダウンしてたことになる。
 ってことは、誰かがリヴァイアサンの能動的アクションを止めたってことです。神グレード封印も恐らくその一環。
 そんなことができるのはミネルヴァぐらいだと思うのですが……

 中の人は速水奨さん。これまたラスボスっぽい人を連れてきましたな。
 攻撃的な外見にそぐわぬ穏やかな語り口はさすがに大ボスっぽい。同時に、ミネルヴァの面影を強く感じます。
 もともとは同一存在だったのだから当たり前ですけど。
 
 
 
★次回予告

 あと3回ですね。
 現段階でこの状況だと、最終話は後日談オンリーにできなくもなさそうな。

今週の円谷劇場

ウルトラセブン 44話「恐怖の超猿人」

宇宙猿人ゴーロン星人登場。サイヤ人じゃないよ。
猿がそのまんま人間の身体バランスを取ったような姿ですが、例によって巨大化もできます。
また普通のサルに化けることができるなど、なかなか芸達者なヤツです。
ちなみに、変身した姿はゴールデンライオンタマリンそっくり。

このゴーロン星人がいかにして地球に潜り込んだかは定かではありませんが、無害なサルを装えば
潜入以後はさほど苦労しなかったことでしょう。なんせ地球人が進んで保護してくれますから。
しかも他者の脳波を自在に操って、自分の忠実な手下とすることができるときています。

この能力を使い、モンキーランドで働く真山博士と助手の民子を部下に仕立て上げた星人は
二人を使い、人間とサルの脳波を入れ替えるという恐ろしい実験を始めます。
ゆくゆくは人類すべての脳波をサルのものに変えてしまうつもりだったそうなのですが……
地球人類サル化計画とでも言うのでしょうか? 遠大すぎるうえにメリットがわかりません。
いずれにしても、人類にとってみればたまったもんじゃないことだけは確実ですが。

しかしこの計画も、軌道に乗る前に躓きを迎えます。
実験体であるゴリーが勝手に行動して警官をふたり殺し、その上現場に血痕を残したのです。
ゴリーは実験の結果、原理は不明ですが全身毛むくじゃらの猿人となることができる存在。
そのパワーは常人を遥かにしのぎ、怒りだすと手がつけられません。

それでいて、ゴリーの血液は人間のものと変わらないのです。
不審に思った警察がウルトラ警備隊に調査を依頼し、ダンとアンヌがモンキーランドを来訪。
殺害現場の近辺であるここから、例えばゴリラが逃げ出していないかの確認というわけです。

ゴリーは普段サルの世話をやらされていたのですが、その際のケガをアンヌに手当てされたことで
どうやらすっかり彼女に惚れたらしく、ポインターの配線を切ってダン共々帰れなくしたり
ダンを襲って昏倒させたり、短絡的な行動ばかり取ります。命令された様子はありません。
仮にポインターの件が命令されてやったことだとしても、ダンを襲ったのはアウトでした。
真山と民子は2人を次の実験体にするつもりだったのですから。

やがてアンヌが実験体とされかけるに至り、ゴリーはついに反逆。
真山と民子を殴り倒してアンヌを攫いましたが、これについては目覚めたダンに阻止されました。
アンヌが脱出する間、ダンはモンキーランドのゴールデンライオンタマリンが星人だと看破。
正体を現したゴーロン星人はセブンをも手こずらせる怪力と、目からの催眠光波が得意技。
セブンも一時はダウンを取られますが、手裏剣光線の連発とエメリウム光線で撃破しています。

一方、執拗にアンヌを追うゴリーは船頭に化けて川辺で彼女を襲おうとします。
そこへ合流してきたキリヤマたちをも猿人化して襲おうとしますが、ウルトラガンには敵わず
怪物としてその命を終えています。元がいったい誰だったのか、語られることがないまま。

こうして事件は解決したのですが、しかし油断してはいけない。
人間そのものに見えて中身はサルというとんでもない生き物が、まだ身近にいるかもしれない。
そんな皮肉の利いたナレーションで、物語は幕を下ろしています。
なんだか「狙われない街」を思い出しました。

起動! 人類アプリ化計画!

★あらすじ

突如として変貌し、チップ化したブートモンをウィルス化してしまう勇仁。
暴走状態になったブートモンにより神グレードのロックが解除され、天からデウスモンが現れます。
エリ、虎次郎、レイが立ち向かいますが、デウスモンの前に手も足も出せません。

これまでの事は全部ウソだったのかと、勇仁──YJ14に詰め寄るハル。
返ってきた答えは、全てが出会いから仕組まれていたという冷酷なものでした。
YJ14は電衛門の孫であるハルを監視するため、リヴァイアサンが送り込んだ存在だったのです。
ハルに近づいて信頼を勝ち取り、最も重要な場面へ居合わせることができるように。

デウスモンの力で場はARフィールドへと移り、その必殺技が表層を崩壊させてゆきます。
サイバー九龍にまで落ち込んだエリたちは力の差に膝を折りかけますが、レイとはじめの解析で
アルティメット4のチップを使えば神アプモンになれることが判明しました。
それぞれの決意を胸に、エリ、虎次郎、レイはデウスモンへ再び立ち向かってゆきます。

その頃、勇仁の正体を知ったハルはひとり放心状態で……
 
 
 
★全体印象

48話です。
勇仁──YJ14についての追加情報と、神アプモンの存在が明かされるお話。
YJ14の運用目的についてはだいたい思ってた通りですね。
シャットモンは一体どこまで承知していたのでしょう?

神グレードについてはなんとも唐突に明かされた感じですが、一番アレなのは
「神グレード!? 極が最終到達じゃなかったの!?」というリアクションが薄いことです。
やばい状況ってのを差し引いても普通に流されすぎていて、なんかこう……

ラストが押し迫る中とはいえ、その神アプモンにあっさりなる流れなのもアレですね。
ロック開放されたから解析してみたらなれましたー、じゃ有り難みがなさすぎです。
戦いに向けてのエリ、虎次郎、レイとはじめのやり取りは悪くないだけになんとも残念。

 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 涙ながらに勇仁へ説得を試みるも、全く相手にされずにサイバー九龍に振り落とされてしまいます。
 信頼のぶんだけ精神的ダメージが大きいはずなので、復帰にはまだしばらくかかりそう。
 ですが本気で向かい合う覚悟をしない限り、勇仁を取り戻せる可能性はゼロのままです。
 今まさに、彼は主人公としての最後の試練に立ち向かおうとしているのかもしれません。

 ガッチモンはそんなハルに対し、どのような激励を投げるのでしょう。
 ハルが勇仁と向き合えるようになるために、ここが一番大事な場面なのですが。
 
 
 
・エリ組
 
 仲間とともにデウスモンへ戦いを挑むも、手も足も出ず。
 エリは神アプモンのあまりの強さに絶望しかけていましたが、レイの情報で光明を得たことと
 ドカモンの行動で気合を入れ直し、ビューティモンのチップを使って再戦を決意しています。
 拳の王者に美の化身が合わさり、荒々しき神が目覚めようとしています。

 …しかしわかってはいたことですが、アルティメット4が完全にアイテム扱いですね。
 果たしてこれもリヴァイアサンの罠なのか、それともミネルヴァの賭けなのか。
 
 
 
・虎次郎組

 経緯は概ねエリ組と同じ。
 彼らなりのノリで消沈から立ち直り、再戦の決意を固めています。
 娯楽の伝道師に偽装の道化師が合わさって生まれる神は、天空に渦巻く雲の王でしょう。
 この二体からなんであんなのが出てくるのかさっぱりわかりませんけれど。
 
 
 
・レイ組

 居合わせた中では、最も冷静に逆転への一手を模索していた人。
 はじめと共に神アプモンのデータを解析し、進化への道筋を作っていました。
 この兄弟がいなかったらいろいろ詰んでたでしょう。

 戦えないヤツは放っておけとハルに冷徹な意見を吐いてましたが、これも彼なりの優しさかも。
 ついさっきまで大切な友人だった存在と戦えるはずがない。ハルの気持ちは彼にも理解できたはずです。
 はじめを取り戻したばかりとなれば、なおさらのことでしょうね。

 ハックモンはこの土壇場で「どこまでも一緒だ(大意)」とバディ宣言を新たにしています。
 利害の一致で結びついた二人ですが、今はもう互いに無くてはならない存在。
 再生の龍が稀代の医術師と結びついたとき、死をも超える可能性を秘めた神が姿を現すことでしょう。
 
 
 
・はじめ

 居残り組。オペレーターとして外部からドライヴァーたちを支える役どころです。
 別れ際にレイとかわすやり取りは、今回のハイライトのひとつ。
 卵焼きが大きなキーワードでしたね。いっぺん大門ママに弟子入りしてはいかがでしょう。

 ブートモンがああなってしまった以上、彼の現場参戦は非常に難しくなりました。
 可能だとしてもレイが止めそうですが。
 
 
 
・勇仁

 ただひたすら無機的に、淡々とハルの信頼を得るために近づいたことを明かしています。
 ボディはハルの成長に合わせ、少しずつ大きなものを用意していたようですね。
 「鉄腕アトム」の「溶鉱炉の怪人の巻」みたいな設定。
 五年生ぐらいのボディからしか無いってことは、赤ん坊のときの写真が無いってことですね。
 そこらへんも伏線に入れられてたらよかったんですが。

 ポイントは、すべての言動をYJ-14として行なっていることです。
 「勇仁」としては一切しゃべってません。涙を流したときでさえもそうでした。
 涙はプログラム通りのものと言ってましたが、果たして本当にそうなのかどうか。

 「勇仁」としての彼が全てを知っているのか、それとも何も知らないのか。
 そこで随分変わってきそうですけど…予告を見る限り、前者って気もしてきたなぁ。
 ただ、そんな中に予期せぬ何かが生まれて…という展開もありそうではあります。

 ところでその新コスチュームとマントはだいぶどうかと思いますよ。
 
 
 
・シャットモン

 …で、結局キミどこまで承知してたの?
 
 
 
・ブートモン

 YJ-14によって暴走し、神アプモンのグレードを解除してしまいました。
 ラストシーンから見て、以後はシャットモン共々リブートモンとして運用されそうです。
 
 
 
・デウスモン

 神グレード解除に使われた天空の謎の門から現れし、正体不明の神アプモン。
 自らを全能の存在と嘯き、圧倒的なパワーで周囲をARフィールドへ引っ張り込んだ上に
 表層ごと崩壊させるという、常軌を逸した力を見せつけました。
 小技の雷撃だけでも、極アプモンにすらかなりのダメージを与えてきます。

 明確な意思があるようなのですが、なぜこんなのが存在してるのかよくわかりません。
 リヴァイアサンの計画においては、必要に応じての徹底破壊と邪魔者の排除を担っていそうですが
 他にも役割はあるのでしょうか。例えば、他の神アプモンを出現させるための呼び水とか……
 であるなら、まさにドライヴァーたちの出逢いそのものが仕組まれてたことになるのですけど。

 中の人はおなじみの大友龍三郎さん。ヴァンデモン、ケルビモンら歴代ボスキャラ役をつとめた方です。
 この状況でこの方を投入とは、狙ったんですかね。

 
 
 
★次回予告

 神アプモンがゾロゾロと登場。画面が金ピカでえらいことになってます。
 まだ話数があるし、ハルが立ち直るまでかなり引っ張りそう。
 ここはさすがに少しは引っ張ってもらわないと困りますけど。
プロフィール

大山シュウ

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

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