今週の円谷劇場

ウルトラセブン 36話「必殺の0.1秒」

「人工太陽計画」における重要人物たちが次々に射殺されるという事件が発生します。
最高責任者であるリヒター博士来日にあたり、防衛軍は護衛として射撃に長ける隊員を召集。
ソガと共に選ばれた同期のヒロタは参謀本部付のエリートでしたが、友情で結ばれた間柄でした。

ところが任務中ソガ達護衛は巧妙な待ち伏せに遭い、博士も殺されてしまいます。
ソガは負傷しながらもなんとか襲撃者を撃退しますが、この時逃げてゆく敵の後ろ姿から
犯人の中にスパイがおり、しかもそれが友人であるはずのヒロタではと考えるようになります。
ヒロタを問いつめるソガでしたが何者かの介入で意識を失い、拉致されてしまいました。

目が覚めたとき、そこはペガ星人の円盤の中。
ペガ星人は太陽系侵略のため地球を手に入れ、前線基地にしようとしていたのです。
しかし地球の気圧には堪えられないため、人間を催眠術で操って手下にしていたのでした。
ヒロタもまた、ペガ星人の催眠術によってそのエージェントにされていたのです。

さて、最初に殺されたリヒター博士は敵の出方を探るためでしょう、替え玉でした。
後日に本物の博士を守るため、今度はウルトラ警備隊を交えた護衛団が出発します。
その中には何食わぬ顔でヒロタと、そしてソガがいました。彼も術にかかってしまったのです。
博士の車を操るヒロタは同乗のフルハシを撃って昏倒させ、さらにトンネルの隠し通路を使い
逃走をはかります。すぐ博士を殺さないのは拉致を命じられたからでしょうか?

ソガもポインターの中で暴れていましたが、揉み合いの中で気絶。
追撃のさなか、衝突のショックで覚醒したとき彼はすっかり正気に戻っていました。
どうやら、強い衝撃を受けるなどして意識が途絶えると催眠術も解けてしまうようです。
あくまでも催眠術であって、洗脳というわけではないようですね。

気絶したダンとアマギを置いて単身で追撃するソガですが、ヒロタは博士を人質に取ります。
状況打開のため、ソガはヒロタが持ちかけた勝負を受けざるを得ませんでした。
5つ数えたら同時に撃つという、西部劇を思わせる決闘です。一瞬の交錯。
勝ったのはソガでした。腕は互角でしたが、正しい心を取り戻した方に女神が微笑んだのです。
ペガ星人の宇宙船も後から駆けつけたセブンに倒され、こうして地球は救われます。

でも、ソガにとってはあまりにも苦い勝利でした。
彼はヒロタが元に戻れる可能性があると知っていながら、それでも撃つしかなかったのです。
ですが、逆の立場でもヒロタは同じことをしたかもしれません。
博士を人質としてもっと利用できたのに勝負したのは、心の奥に誇りが残っていたからでしょうか。
死んだヒロタの胸の上にそっと置かれたふたつの短銃が、両者の絆を物語っていました。

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