サンキュー未来! 人工知能の街へようこそ!

  
★あらすじ

Lコープによって建設された人工知能が管理する街、Lタウン。
見学ツアーにやってきたハル達は、Lタウンの高度な管理システムを目の当たりにします。
それは素晴らしい技術でしたが、ハッキングされた際の脆さに一抹の不安が残るものでした。

ハル達のそんな漠然とした危惧を形とするかのように、突如として制御不能へ陥るLタウン。
犯人は暴走したバッテリモンでした。止めようとするハル達ですが、苦戦を強いられることに。
バッテリモンは攻撃のエネルギーを吸収し、ガッチモン達からもエネルギーを奪ってしまうのです。
あわや大惨事という土壇場で、アプリドライヴDUOの新機能が発現。
これによって力を取り戻したオフモンの一撃が決まり、何とか被害を最小限に食い止めるのでした。

戦い終わってホッとするハル達の前に、クラウドという仮面の男が現れます。
彼はリヴァイアサンによる支配こそが人類の正しい未来と断言。宣戦布告を下して去ってゆきました。
その正体を、ハル達はまだ知りません。
 
 
 
★全体印象

34話です。
人工知能の街・Lタウンを舞台に未来社会の予想図が描かれ、人々の暮らしや便利さと脆さ、
それらを全て利用してさらに人心をつかんでゆくリヴァイアサンと、ユートピア的社会に見えて
実はディストピア社会な未来へ向け着々と布石が積まれていました。
新たな敵としてクラウドという仮面の男が登場しますが、視聴者にはその正体を隠す気はない模様。

Lタウンの描写は実のところ、現実の延長線上で叶えられるかもしれないものばかりです。
私たちの社会もロボットが闊歩し、人工知能によって細大つぶさに管理される時が来るのかもしれません。
それがもし支配だとしても、人々が本当に幸せで満足できるのなら悪いことばかりではない、とも思うのですが
人々に気付かれないまま全てを掌握してゆくところこそがリヴァイアサンの怖さでもあるのでしょう。
しかもリヴァイアサンは、いつ人類を用済みとして切り捨てにかかるかわからないのです。

脚本は山田由香さん。絵コンテに志田直俊さんの名前もあります。
戦闘ではまたまた並アプモンが相手ですが、画としては見応えがありました。
カリスモンもようやく喋ったことだし、強敵として立ちはだかってくる時が楽しみです。

ところでどうでもいいんですが、Lタウンって外観と中身の面積がまるで一致してない気が……
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組
 
 前回フィーバーしてたハルですが、今回はナイトにちょっと引き気味でした。熱が醒めたかな。
 ガッチモンは相変わらず検索しまくってます。そのおかげで出番は多いんですよね。
 戦闘では相手を嘗めたのかアプ合体せずに臨んでましたが、有効打を与えられないまま終わっています。
 勇仁の活躍がなかったら大惨事へ陥るところでした。

 彼らをLタウンに招き入れたのは、リヴァイアサン自身なのでしょう。
 抽選を操作して任意の人物を選び出すことなど、あの存在にとっては造作もないはずです。たぶん。
 その上でバッテリモンを暴れさせれば彼らがかならず鎮圧するので、危機管理の高さが実証され
 ますます人心を掌握することができるというシナリオだったわけです。

 つまり、彼らはまんまと利用されたわけです。Lコープが敵の傀儡だとさえまだ気付いていない。
 その気になれば、リヴァイアサンは彼らを社会的に抹殺することも容易いんじゃないでしょうか。
 あれ? すでに割と詰んでない、これ? どのみちマトモな手では引っ繰り返せないにしても。
 
 
 
・エリ組

 見学ツアーの抽選にハルや虎次郎、勇仁ともども受かったので連れ立って行動していました。
 それなりに顔が売れてるので、子供たちと戯れる一幕も。
 戦闘では良いところなしです。
 
 
 
・虎次郎組

 Lタウンの技術に感服し、もう人間は何もしなくて良いんだなと喜んでいました。
 かの街のシステムは、アプモンの目から見ても大したシロモノみたいです。

 しかし虎次郎、あんた食事の好みが渋いな。環境を思えば当然かもしれないけど。
 
 
 
・勇仁組

 アプリドライヴァー達の中で唯一、Lタウンの裏にひそむ危険性について言及していました。
 まさか本当にその言葉通りのことが起こるとは思っていなかったようですが。
 まして、事件そのものがリヴァイアサン側のマッチポンプだなどとは誰も気付いていないでしょう。

 戦闘ではアプリドライヴDUOを通してオフモンに力を与え、勝利の立役者として貢献していました。
 しかし、かなりの消耗を伴うようなので多用はできそうにありません。極に使ったらどうなるかな。

 …というか、あのタイミングでなぜ新機能が発現したんでしょうね。どうも勘繰ってしまいます。
 
 
 
・亜衣とワトソン

 1カットだけ登場。見学ツアー抽選には洩れてしまったようです。
 言っちゃあなんですけど、リヴァイアサンにとっては呼ぶ意味のない相手だったってことですね。
 しかし亜衣はともかく、ワトソンがここまで影の薄いキャラになるとはなぁ……
 
 
 
・雲龍寺ナイト

 ガッチモンの検索でプロフィールが語られ、すでに大学院を出ている天才児であると明かされました。
 リヴァイアサンが自らの新しい代理人として選んだだけあり、優秀なのは間違いないようです。
 彼が本当にプロフィール通りの人間なら、ですけれど。

 とはいえ、言動は相変わらずリヴァイアサンの傀儡を脱していません。
 仮面を付けて名を偽った際、それはますます顕著となります。

 なお、彼はハル達が来ることを把握していなかった模様。
 リヴァイアサンはしばしば独自に動き、その意図を後で彼に知らせているのかもしれません。
 
 
 
・クラウド

 ハル達の前に現れた仮面の男。もちろん、視聴者には正体バレバレです。
 出番としては、言いたいことだけ言って撤収してゆく感じ。去り際の絵面が妙にシュールでした。
 セリフの内容はしかし、派手なだけで中身がほとんどありません。自分の意志を感じない。
 リヴァイアサンが総統メビウスなら、彼はノーザでしょうか。あっちは最初から強敵感あったけど。

 ハルが言おうとしたのは、クラウドの言動が空っぽであることへの違和感だったのかもしれません。
 人工知能に頼るのは悪いことじゃないけど意志まで失くして良いのか、という命題にもつながりますね。
 
 
 
・カリスモン

 まだシルエットのみですが、彼のみちょろっと喋ってました。
 中の人はイケボ声優として知られる中村悠一さんです。ちょっとセリフを吐いただけですでにカッコいい。
 いかにも悪役という感じの声で来るかと思ってたんですが、イケメン路線とはねぇ。
 名前は「カリスマ」から取ったと思われるので、それを考慮すれば不思議な人選というほどでもないですが。
 
 
 
・ナイトの秘書

 今回も登場。なんかこの人、ミョーに存在感ありますね。
 
 
 
・バッテリモン

 今回の暴走アプモン。放電によってLタウンのシステムを狂わせ、混乱を引き起こしていました。
 このせいでLタウンは連絡橋から外れ、向かいの橋に激突しかけています。
 そのあと何ごともなく戻ってたところを見ると、自力で航行できるんでしょうか。

 閑話休題。エネルギー吸収能力により、コイツは他の並アプモンと一味違う強さを誇っています。
 うっかり並で挑んだガッチモン達は逆にパワーアップされ、そのうえエネルギーを奪われてしまいました。
 アプモンは敵の特殊能力で苦戦するケースが多いのですが、これはその中でもガチな類ですね。
 お話的にも、明確なピンチを演出しやすい能力と言えましょう。

 しかしエネルギーを吸いすぎたのか、復活したオフモンの一撃であっさり浄化されてしまっています。
 アプリドライヴDUOの機能を通してのことなので、普通の1発じゃなかったのは確かですけれど。
 
 
 
・Lタウンの家族

 見学ツアーの途中でハル達と知り合った人々です。タウンの外から越してきたのだそう。
 もっともLタウンは新興都市なので、住民はみんな彼らと同じような立場といえます。
 Lタウンでの暮らしに心から満足しているようで、なんとも複雑な気持ちにさせられました。
 このまま、この街が人に恩恵を与え続けてくれるだけなら良いのですが……
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎度アプモンの被害に巻き込まれる人。
 なぜかLタウンにいましたが、見学でしょうか。それとも住人になったのかな。
 ああいうことをすればロボットが飛んでくると知らなかったようだし、たぶん前者かな。
 
 
 
★次回予告

 アルティメット4がいよいよ猛攻をかけてくる、というわけでもないようです。
 神楽坂いずみの扱いが気になるところですね。
 実はビューティモンかカリスモンあたりのバディに仕立て上げられていた、とかならないかな。
 
プロフィール

大山シュウ

Author:大山シュウ
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