今週のヒーロータイムT

ウルトラマンタロウ 44話「あっ! タロウが食べられる!」

きさらぎ星人オニバンバ登場。
前年のオニデビル、翌年のオニオンとあわせ、3年連続で鬼モチーフが採用されているわけですが、
「星人」=宇宙人扱いなのはこのオニバンバだけです。
それでいて宇宙人らしいことはほとんどせず、ほぼ妖怪というしかない奇怪な術をあやつっていました。

デザイン的には白髪を振り乱し、棍棒を携えた鬼女というそのまんまな外見。頭が異様に大きく見え、
そのぶん顔のインパクトがでかいです。私見ですが、鬼怪獣の中では最も印象度が高いデザインでしょう。
ただ、顔の造形そのものはどちらかというと愛嬌がある方かもしれません。あんまし怖くない。
むしろ元身をあらわす前の方が怖いと思いますね。

このオニバンバは「節分の日に豆で追い払われる鬼」そのもののように扱われています。
でありながら自分が宇宙人であるという自覚もあり、同じ宇宙人でありながら人間の行事に参加して
豆を撒いている光太郎=タロウを激しく憎み、彼を豆に変えて人間の子供に食べさせようとしていました。
そこまでわかってるなら他にやりようもあるでしょうに、どこまでも様式にこだわります。

結局のところ光太郎はなんかこう説明のしづらい経緯で元に戻り、タロウとなってオニバンバと対決します。
オニバンバはやっぱり豆に弱く、おもむろに豆をぶつけだしたタロウに追い立てられて上空へホームラン。
「ちくしょー! 来年もまた来るからなー!」と捨てゼリフを残して退場していきました。
なんかウルトラマンというよりは、プリキュアの敵みたいです。うーむ。

お話は一郎と二郎の兄弟を中心にして展開するんですが、ドラマは節分とあんまし関係ありません。
強いて言えば年が違うので、豆を食べられる数が違うことが話題に出たくらいでしょうか。
一方、ZATの地域密着的な活動が描かれてもいます。これほど市井のイベントに参画する防衛隊は他にないでしょう。
今回は北島隊員が年男となり、神主さんたちと一緒に豆を撒きまくっていました。

しかしどうでもいいことですが、劇中のセリフにあった

「宇宙人の正体は鬼だったのか!」

が胸に焼き付いて離れません。何かこうじわじわ来ます。逆ならわかるんですけど……ねえ。
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大山シュウ

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