今週のヒーロータイムT

ウルトラマンタロウ 10話「牙の十字架は怪獣の墓場だ!」

海象怪獣デッパラス登場。
海象とはすなわちセイウチのこと。デッパラスもその名の通り、立派な二本の牙を持っています。
加えて頭部にトサカ状の角もあり、怪獣らしいデザインに仕上がっています。
目は基本的にタレ目なんですが、どことなく怪獣っぽい凄みというか恐さを感じる視線ですね。

さてこのデッパラスも、海から来たという以外は謎が多い怪獣です。
もともと何処に住んでいたのかとか、どうして地上に出ようとしていたのか、それすらも不明。
わかっているのは、知能がそれほど高くないこととケチャップが好物であることくらいでしょうか。
もっとも本編の描写だけではケチャップを食す場面があるだけで、好物かまではわからないのですけど。

光太郎はデッパラスがビルの反射ガラスに映った自分の姿を敵と誤認するのを見て、誘導作戦を提案。
巨大な鏡を使ったミラー作戦に誘い出されたデッパラスは地底へと落ち込み、そこを爆破されました。
後の展開のための布石とはいえ、これはZATの戦果といえます。

ところが、デッパラスは一夜にして再生。まるでゾンビのような姿となり、再び現れたのです。
この再生シーンがまた妙に生々しく、非常に不気味でした。一体なんなんだこいつは。
ライブキングといい、どうにも地球土着と考えるには異様すぎる怪獣がタロウにはやたら多い気がしますね。

再生したデッパラスには二度同じ手が通じないのか、ミラー作戦にも乗ってきません。
おまけに、脇目もふらずZAT本部を襲ってきました。どうも怨みで動いているように見えてしまいますね。
そもそもこいつ、目がちゃんと見えているんでしょうか。なんだか怖くなってきた。

そこへ、ボクシングの試合を終えて駆けつけた光太郎がタロウとなって登場。
デッパラスが飛ばしてきた牙にダメージを受けたものの、もう片方の牙をもいで投げつけ、頭部へグサリ。
頭をやられて倒れたデッパラスにトドメのストリウム光線が決まり、牙だけが墓標のように残されるのでした。
…うーむ、ゾンビは頭を潰さないとダメということなんですかね。

このお話、試合のために減量続きで光太郎がフラフラになるという怪獣と関係ないドラマが入ってます。
前から思ってたんですが、ボクサーと防衛隊員の二足の草鞋はいくらなんでも無理がある気がしてなりません。
まして体が資本の隊員が、任務に支障が出るような食事制限をするなんて……実際に支障が出てたし。

ところが、なんと光太郎のボクシングはZAT公認だった模様。なぁんだ、そうだったんですか。
って、いいのかそれ。なんか何人も連れ立って応援に来てるし。毎度の事とはいえ実にユルい。
さすがに隊長は本部に残ってましたけど、バッチリテレビ観戦してました。…中継されるほどの試合だったんだ。
それとも光太郎のシャツから見て、実はZATが後援についてるんでしょうか? どうもまだ無理がある気がしますけど。

しかしまあ、この妙にアットホームな空気もZATらしさ、タロウらしさと言えるのかもしれませんね。
この作品は特に子供に絶大な人気があったそうですが、何となくわかる気はします。
ギンガの例を挙げるまでもなく、ウルトラマンタロウという存在は今もなお愛され続けているのですから。
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大山シュウ

Author:大山シュウ
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