今週のヒーロータイムU

ウルトラマン 32話「果てしなき逆襲」

灼熱怪獣ザンボラー登場。鳴き声がガメラそっくりだと思ったら、実際にそのアレンジだそうで。

もともと鎌倉近辺の山中に棲んでいたみたいなのですが、工場などの建設で住処を荒らされ、
その報復のために現れたといわれています。高度成長期の影の側面を示唆していますね。
もっとも、そのあたりはセリフでサラッと流されるに留まっています。

能力はその名の通り、赤い結晶にも似た特徴的な背びれから発射する熱光線。
これは発生から命中までが非常に早く、当たった対象は瞬時にして炎上してしまいます。
さすがに直接炎上させられたりはしていませんが、発生時の閃光を見るだけでも人間にはヤバいようですね。
科特隊が防衛軍と協力して立ち向かうものの、ビートルはともかく戦車ではザンボラーの攻撃を防げません。
イデが拵えた冷凍弾をブチ込んだりもしましたが、あまりに体温が高すぎてまさに焼け石に水状態。

現れたウルトラマンとの戦いでも、ザンボラーはこのスキの少ない熱光線で粘ります。
加えて動きも意外に敏捷なことには驚かされましたね。もっと鈍重な怪獣かとばかり思っていました。
長いシッポをウルトラマンの足に巻き付けて転倒を誘うなど、けっこう器用な面も見せてくれています。

しかし、さしもの熱怪獣もスペシウム光線のエネルギーには歯が立たなかったようです。
ザンボラーの体温は10万度ということですが、スペシウム光線は優に20万度を越えていますからね。
人間で言えば、全身に熱湯をぶっかけられたようなもんです。何にでも限度はあるってことなんでしょう。

「ウルトラマン」の登場怪獣としては、比較的わかりやすい姿と能力を持っているザンボラー。
それでいて少々マイナーな面があるのは、お話があんまりパッとしないせいなのかもしれません。
ゲストキャラとしてインド支部からパティ隊員が来ていたりもしますが、あんまり本筋に絡まなかったし……
やったことといえばウルトラマンの登場を遅らせただけだなんて、これはちょっと気の毒なレベルです。

ところで、そのパティ隊員によるとウルトラマンは今や日本の名物みたいなもんなのだとか。
つまりウルトラマンは日本にしか現れない、ということですね。
後年のシリーズなら理由をつけたり、何故だろうと推測する人物が出てくるところでしょう。
でも、ここでは冗談として笑い飛ばすだけ。何となく、当時の大らかさを感じさせるラストでした。
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大山シュウ

Author:大山シュウ
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