今週のヒーロータイムFire

 
ファイヤーマン 1話「ファイヤーマン誕生」

いきなり死にかけるとは思いませんでした。

円谷プロ十周年を記念に、原点回帰を謳って作られた作品群のひとつです。
同時期にはジャンボーグAやウルトラマンタロウが作られており、非常に力の入った年だったことがわかりますね。
この頃は等身大、巨大を問わず特撮ヒーローが百花繚乱。キカイダーにライオン丸、レッドバロン、イナズマン、
鉄人タイガーセブン、ロボット刑事、そして仮面ライダーV3となんかもう涙が出てきそうなラインナップです。
なんですかこの無敵軍団は。DVDデッキがあってもフォローしきれませんよ。

ファイヤーマンはそんな炎の中、トップバッターとして昭和48年の正月を飾っているようです。
ハデさが売りのウルトラマンとはひと味違い、サスペンス仕立てに怪獣の影を追ってゆく玄人好みの作り。
メインキャラも何やらインテリばかりで、対策チームらしからぬスマートな雰囲気。今見ると差別化をハッキリ感じます。
中でも岸田森さんの存在感はやはり格別で、ちょっとトボけたキャラも相まっていきなり印象に残りました。
途中でテコ入れが入るそうなので、この雰囲気が維持されるかどうかはかなり微妙ですが……

事件の合間にちらほらと登場する地質考古学者の青年、岬大介。彼こそがファイヤーマンです。
彼の正体は地底人ミサキーであり、炎の超人への変身能力を授かって地球に派遣されたエージェントでした。
あの様子からみて、かなり以前から調査に来ていたようですね……と思う間もなく、いきなり怪獣の前に現れて
変身を遂げようとします。が、怪獣の吐いた光線の余波で起きた崖崩れを食らってダウン。しかも二度も。
これにはさすがにあっけに取られました。まさか一話でこんな事態になろうとは……

やっとのことで登場したファイヤーマン自体も、まだ格闘しかしてないので地味です。おまけに苦戦気味。
そのうえ怪獣を倒せたわけでもなく、あげくに追いかけたと思ったら海中で不意を打たれて遺跡の下敷きに、
とまあウルトラマンと違い、颯爽ととは到底いかない苦しいデビュー戦を強いられる羽目に陥っていました。
……短命に終わった理由がちょっとだけわかった気がする。

今回、および次回の怪獣はドリゴンとドリゴラスです。前者がメスで後者がオス、だそうな。
雌雄一組ということでシーゴラスとシーモンスを連想しますが、あっちほど一目で見分けはつきません。
岸田森さん扮する水島博士らが打ち上げた実験用ロケットが隕石に衝突、海に落ちた際に漏れた新型燃料が
水温を異常に上昇させ、その影響で数百年単位の冬眠から目覚めたという設定でした。

厳密には恐竜、それもトリケラトプスにあたる存在だそうですがもはや頭しか原型をとどめてません。
50メートル級の身長に活動場所を選ばない適応力、戦闘機も落とす怪光線とデタラメな変異を遂げてます。
どうやら口伝が残る程度の昔にも現れたことがあるらしく、近場の島に伝説が残っていました。
その時もファイヤーマンが現れ、二匹を追い払った節があります。ミサキー本人なのか、先代かはわかりませんが
少なくともこの二体、ファイヤーマンの一族にとってもそれなりに因縁の相手っぽいですね。
 
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大山シュウ

Author:大山シュウ
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