ライディーン感想#50

勇者ライディーン 最終話「輝け! 不死身のライディーン」

ついに自らその姿を現した、妖魔大帝バラオ。
巨大な妖魔力は、やって来ただけで神面岩周辺の街に壊滅的被害を与えるほどでした。
ひびき一郎は断言します。ライディーンでさえ、今のままでは勝てないと。

それでも洸は母にラ・ムーの星を使わせぬため、単身ライディーンで挑みかかります。
が、バラオの力はあまりにも強大。近寄ることさえもできません。
必死に戦う洸を見殺しにできぬレムリアは己の身を顧みず、ついにラ・ムーの星を発動。
これによって開放されたムートロンを受け、ライディーンは数倍の大きさと力を手に入れます。

こうしてライディーンとバラオ、神と悪魔による最後の戦いが始まりました。
ムートロンの大いなる力を得たライディーンは、最強のバラオと互角の勝負を展開。
妖魔島を破壊して敵の本体をあばき、技という技を駆使して立ち向かいます。
そして両肩に受けた剣を逆利用し、ゴッドバードでバラオを引き裂くに至りました。
一万二千年の呪いとともに蘇った悪魔は、こうして倒れたのです。

やっと平和のときが訪れたのですが、洸を待っていたのはレムリアの死でした。
レムリアの亡骸はムーの帆船に連れられ、誰も知らないムーの国へと去ってゆきます。
いつの日か、彼女は必ず蘇る。そんな僅かな希望を残して。

残された洸たちには、ムートロンの平和利用という大きな課題が残されました。
ムトロポリスの面々や洸の本当の戦いは、ここから始まるのかもしれません。

というわけで、長かったレビューもこれで最後。
何度も見て知ってはいましたが、やはりラスト近くの死闘とドラマの盛り上がりが凄いですね。
敵役のバラオもラスボスにふさわしい力と威容、そして悪役ぶりでした。まさに大魔王です。
裏ではいろんな事情があったようですが、しっかり着地できたのはスタッフの力でしょう。

私にとって、勇者ライディーンは初めてまともに見たロボットアニメでした。
けれど、それだけでは一年もかけてレビューや絵を投稿する動機にはならなかったでしょう。
画面に溢れる神秘性、独特の魅力を放つ敵キャラたち、手探りゆえに生まれくる画面のパワー。
これらと波長がぴったり合った結果、ライディーンは私にとって特別になったのだと思います。

40年の節目、こうしてレビューと全敵キャラを描くことは私自身にとっても節目でした。
いま改めて、ライディーンという作品とそれを生み出した人々に感謝したいと思います。
ありがとう。そして再びまた会おう、勇者ライディーンよ。
 
 
 
以下は小ネタです。

・バラオが姿を現さぬうちから、ありとあらゆる厄災が降り注いで壊滅に至る臨海市。
 特に津波の場面は、今見ると嫌でも数年前の東日本大震災を思い出してしまう生々しさです。
 しかもバラオの妖魔力からすれば、これらの災害でさえ序の口でしかないというから恐ろしい。
 最後の敵がどれほど強大な相手か、今ならばより肌で感じられます。

・こうなってしまうと、人類にはライディーンを支援するどころか戦いを見守るしかできません。
 荒磯もレッド団もせめて足手纏いにならないため、避難するしかありませんでした。
 避難行動のさなか、荒磯ママなど過去のゲストキャラもチラッと再登場してたりします。

・バラオを倒すためには、もうラ・ムーの星を使うしかありません。
 たぶん直感的に理解しながらも、なおその力を借りずに洸は戦おうとします。
 そんな彼の言い分を小さいことと言ってのけ、引っ叩いてまで止めたのは他ならぬ一郎パパでした。
 事ここに至っても本当に理性的な人です。ダンナだから、妻の覚悟は心底理解してるのでしょうけど。
 洸もそこはわかっているのか、一郎を責めることだけはしませんでした。結局は行っちゃいましたが。

・ラ・ムーの星発動のカギは、神面岩でした。
 その額にラ・ムーの星が宿るとき海が割れ、地下に眠るムーの遺跡が全容をあらわしたのです。
 秘められたムートロンの力は、かつてコーカツと相討ちになったライディーンを復活させたほどの力。
 その偉大なパワーが今度はライディーンの力となり、52mの身長をさらに数倍に巨大化させました。
 当時の雑誌記事によれば、身長300mに達していたそうです。中の洸はどうなってたんでしょう。

・過酷な運命に耐えて勝利した洸ですが、「ゴッドバード」においてさらなる運命が待っていました。
 同作では神宮寺に代わって荒磯がサポート役として存在感を増すのですが、ここでは多くを語りません。
 
 
 
ライディーンに関してはpixivでも活動を行っています。
気が向いたら以下にフェードインしてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47916385

ライディーン感想#49

  
勇者ライディーン 49話「バラオ最後の賭け」


第一の部下である激怒と豪雷を相次いで倒され、極点の怒りを抱くバラオは
鋼よりも強い自らの爪と髪から妖魔巨烈獣バラゴーンを作り出しました。
妖魔の守り竜ともいわれるバラゴーンは、巨烈獣百体ぶんの力を持つのです。

この超強敵に立ち向かうものの、大苦戦を強いられるライディーン。
隙をみてなんとか攻撃を打ち込むも、バラゴーンのマグマをまともに受けてダウン。
バラゴーンもいったんは海に沈みますが、バラオの念を受けていくらも経たずに復活、
ムトロポリスを潰滅状態に追い込みます。もはや防衛線は風前の灯。

レムリアの呼びかけを受けて目覚める洸でしたが、ダメージは隠せません。
おまけに、鉄壁の防御を誇るバラゴーンにはほとんどの武器が通用しないときています。
そこへ、ミサイルを満載したブルーガーに乗って神宮寺が駆けつけました。

かなう相手ではないと止めようとする洸でしたが、神宮寺には決死の策がありました。
体の内側からなら、いかにバラゴーンでもただでは済まないはず……
彼はミサイルごとバラゴーンの口の中へ突っ込み、呵々大笑とともに果てます。
その捨て身の特攻はまさに目論見通り、バラゴーンの胴を真っ二つにしてのけたのでした。

命を張って反撃の狼煙をあげた神宮寺の行動に、闘志を燃え上がらせる洸。
半身を失いながらなおも襲い来るバラゴーンを徹底的に叩き、最後はゴッドバードで決めます。
こうして多大なる犠牲とともに、バラオ最後の刺客は倒れました。

しかし、最も恐ろしい敵がまだ残っています。そう、妖魔大帝バラオ自身が。
怒り狂うバラオの巨影が、今まさに最後の決着へ向けて動き出そうとしていたのです。
洸は神宮寺のため、母のため、皆のために戦い抜くことを改めて誓うのでした。

というわけで、最終話はもう目の前。構成的にはこのあたりが一番盛り上がるんですよね。
そんな最高の舞台で雄々しく散ったミスターは、多くの視聴者の記憶に刻まれました。
合体巨烈獣が現れてから活躍に恵まれませんでしたが、最後の最後でやってくれましたね。
声のせいもあって、スレッガーさんの原型にも思えてきます。
 
 
 
以下は小ネタです。

・最終話手前とあって、終始ドシリアスな本編。
 マリが手編みのショールを作り、レムリアにと洸へ贈る場面は数少ない安らぎです。
 しかしバラゴーンの襲来で、洸は母にショールを渡す暇もなく戦いに出る破目へ……

・バラゴーンが迫っていると告げ、洸に人々の避難を厳命するレムリア。
 その振る舞いは母ではなく王女のものでした……が、マリには本音を語っています。
 自分が洸へ笑顔を向けてしまえば、それは彼の戦意を削いでしまうだけ。
 今の洸には、厳しさだけが必要なのだと。それこそが洸を守ることにつながるのだと。
 本当は誰よりも洸を案じ、優しく接したいのに。

・そんなレムリアにそっとショールを掛けてあげるマリ。シリーズ屈指の名場面じゃないでしょうか。
 けれど、玲子ママはこのとき心の片隅で思ってしまったのかもしれません。
 たとえ自分がいなくなっても、この娘が洸を支えてくれるに違いないと。

・いつの間にか、ムトロポリス基地の外側にミサイル防壁が用意されていました。
 激化する一方の敵襲にそなえ、建造を進めていたものがぎりぎりで間に合ったのでしょうか。
 ただの巨烈獣ならともかく、バラゴーン相手には残念ながら屁の突っ張りにもなりませんでしたが。
 41話でガードンをも手こずらせたあの電子砲すら、バラゴーンには全く通用しませんでした。

・ミスターが特攻に出たのは、ラ・ムーの星を使えば恐らくレムリアが死ぬと知ったためもありました。
 洸がどれほど母を愛し求めていたか、戦友の彼には痛いほどよくわかっていたはず。
 ほとんどの素姓がわからないミスターですが、きっと辛い時期が多かったのではないかと思います。
 たぶん、物語開始のずっと以前から天涯孤独の身だったのでしょう。
 だからこそ、洸に自分と同じような思いはさせたくなかったのかもしれません。

・けれど、それを洸やマリに告げてしまったら彼らがよけいに悲しんでしまう。
 だから全部を胸にしまい、ただ己のなすべきことのためにミスターは特攻していった。そう思えます。
 この土壇場でマリを伴わず、自分ひとりだけで往くところがまたニクいですね。
 表面上は皮肉っぽいけれど、裡に秘めた友情と誇りは確かに勇者と肩を並べるに相応しいものでした。
 漢だったぞ、神宮寺力。

・ゴッドバードがバラゴーンを二枚におろしてゆく場面は、絵面的に大きなインパクトがありました。
 「デジモンアドベンチャー」42話でウォーグレイモンがメタルシードラモンを葬る場面を見て、
 まっさきに上記のフィニッシュシーンを思い出してしまったほどです。
 たぶん偶然似ちゃっただけなんでしょうけど。
 
 
ライディーンに関してはpixivでも活動を行っています。
気が向いたら以下にフェードインしてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47916385

ライディーン感想#48

   
勇者ライディーン 48話「豪雷巨烈軍団の挑戦」


ついに再会を果たした洸とレムリア。親子は束の間の触れ合いを心から楽しんでいました。
しかしその裏で、ラ・ムーの星を使えばレムリアが死ぬかもしれないことが判明します。
残酷な真実を前に、一郎も久造もただ言葉をなくすばかりでした。

やがて、弟の復讐に燃える豪雷が巨烈獣軍団を引き連れて挑戦してきます。
三体の敵に怯まず挑んでゆくライディーンでしたが、敵の連携攻撃の前に大ピンチ。
それでも一瞬の隙を衝き、同士討ちを誘って一気にゴッドボイスで仕留めました。
しかしその代償として、洸もまた満身創痍となってしまいます。

巨烈獣をすべて失った豪雷は、最後の手段とばかりに自ら巨烈獣バンガーへと変身。
不退転の覚悟でムトロポリスを、ライディーンを打ち砕くべく猛襲してきます。
バンガーの脅威の前に、ムトロポリス側はなすすべがありません。

この危機を救い、洸を護るため、レムリアは豪雷と相対。ラ・ムーの星の使用も覚悟します。
そこへラ・ムーの星の秘密を知った洸が母を死なせまいと、傷ついた体に鞭打って乱入。
が、バンガーはバラオ第一の部下である豪雷の化身です。ゴッドボイスさえも通じません。
ただでさえ消耗している洸は、敵将の前に追い詰められてしまいます。

洸の意志を汲んだレムリアは、彼に自らの念をこめたペンダントを与えました。
ライディーンが投げたそれを片目に食らい、難攻不落のバンガーも大きく怯みます。
妖魔族は変身を遂げても、目だけは巨烈獣化しないのでした。

この隙を逃さず、ゴッドバードで一か八かの突貫をかける洸。
なかば失速しかけつつも、あやまたずバンガーの体を衝き通します。ここに豪雷も滅びました。
それはまぎれもなく、母と子でつかんだ勝利だったのです。

というわけで豪雷巨烈も倒れ、敵の残る大物はいよいよバラオのみとなりました。
今回もバトルバトルまたバトルで、クライマックス感が半端ありません。
その一方で洸とレムリアの親子愛が情感たっぷりに描かれ、その絆に力強さを与えています。
互いを本当に思いやっていれば、離れていた年月は関係ないのだという理想的な例ですね。
 
 
以下は小ネタです。

・本編では実に希少な、洸と玲子ママの親子水いらずが見られます。
 互いに互いの愛情をどれほど欲していたか、ちょっと余人には想像もつきません。
 ラ・ムーの星にまつわる悲壮さが、この場面の儚さをより強調しています。

・こんなときでも一歩退いている一郎パパは、つくづく理性的な人です。
 レムリアの覚悟を知り、洸の不憫を訴えるくだりはそんな彼の数少ない感情的側面。
 だからこそ、母を守りたいと叫ぶ洸を止められなかったのでしょう。
 彼にとっても、玲子ママはやっと会えた最愛の妻なのですから。
 アレもまた親子というか、父と息子のやり取りですね。

・一方の豪雷もまた、死んだ弟の仇討ちに燃えていました。
 その強い執念は、自らを大巨烈獣バンガーと変えるほどのものでした。
 たとえ傍目にどれほど仲が悪く見えても、激怒は彼にとって弟だったのでしょう。
 結果として洸と玲子ママの絆の前に敗れ去ったのも、ひとつの巡り合わせですかね。

・ここまで来ると、ボインダーがギャグを挟む暇もほとんどありません。
 ブルーガーでさえ、バンガー戦に参加することはできませんでした。
 強大化の一途をたどる敵に対し、ライディーン以外の戦力はあまりにも無力です。
 だけど次回は、そんな洸の戦友が意地を見せてくれます。
 
 
ライディーンに関してはpixivでも活動を行っています。
気が向いたら以下にフェードインしてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47916385
 

ライディーン感想#47

  
勇者ライディーン 47話「激怒巨烈地獄の叫び」

バラオ怒りの大竜巻によって、またも引き離されてしまった洸とレムリア。
母を必死に捜す洸でしたが、その間に街とムトロポリスを激怒率いるメカガンテと
巨烈獣スレイドが襲撃していました。

一郎による火急の報を受け、洸はやむを得ず敵の迎撃に向かって一戦をまじえます。
激怒はレムリアの動向を追う豪雷に再合流するため、不本意ながらも退いてゆきました。
果たして、海中から行方不明になっていたムーの帆船が浮上。
その目的地こそが神面岩の見つめる先、ラ・ムーの星が眠る海底遺跡のありかでした。
巨大な力によって浮上した遺跡の中から、レムリアは遂にラ・ムーの星を手にします。

そこへ、後を尾けていた豪雷のメカガンテとスレイドが襲来。
レムリアの船はバリアで防御しますが、敵はバリアごと搔っ攫う強行を企てます。
ライディーンも急行したものの、激怒の指揮する巨烈獣ゴースタンに阻まれていました。
あせる洸は思わぬダメージを受けてしまい、苦戦を強いられます。

しかし破壊光線で迫るゴースタンの猛威を逆にチャンスと変え、ゴーガンソードで反撃。
その切っ先はゴースタンを真っ二つとし、さらに激怒の体をも貫きました。
洸とライディーンへの呪詛を残し、ついに激怒巨烈は倒れます。

弟を倒され、怒りに燃える豪雷。
スレイドとメカガンテで猛反撃に打って出、ライディーンをなおも追い詰めてきますが
洸はギリギリで同士討ちを誘い、スレイドを自滅させることに成功。
そのままゴッドバード・ヘッドカッターでメカガンテをも沈め、豪雷を退散させます。
こうして傷だらけの勝利とともに、母と子がついに再会したのでした。

46話から直接繋がるエピソード。
ついに現れたラ・ムーの星と死闘に次ぐ死闘、その中で迎える激怒巨烈の戦死と、
いよいよクライマックスを迎えつつあることをひしひしと感じ取れる怒濤の展開です。
長いこと出張ってた敵幹部が退場すると、ちょっと寂しくもなりますね。
 
 
 
以下は小ネタです。

・今回より、サブタイトルから敵怪獣の名前が外れます。
 これまでも登場化石獣や巨烈獣の名を冠さないサブタイはありましたが、節目以外では散発的。
 ラストが近いということを、ここでも実感することができます。
 ついでに言うと、この回で激怒が死ぬことは幼稚園児でも予想できたでしょう。
 
・44話以降、巨烈兄弟の連携に直接介入するケースが増えたバラオ様。
 激怒もバラオの言うことは素直に聞くので、そのぶん敵の攻勢が強まるのも自明の理といえます。
 そのうえ、洸とライディーンの方も前々回くらいからただ敵を倒せば良いわけじゃなくなってるので
 注意を取られた結果、真正面から気を張ってれば受けないですむダメージを食らうケースが増えました。
 このへんは方向性の変化ですね。
 
・ラ・ムーの星が眠る遺跡は、全体がこれを封印するための巨大な封印装置でもありました。
 海底より満を持して浮上するシーンは、神秘のロボットアニメ面目躍如といったところです。
 見かけは古風でありながら、現代人智の及ばぬ働きをみせる。これこそ創作古代文明の醍醐味ですね。

・遺跡には、ムーの紋章つきの扉がありました。
 レムリアが念を送るだけであっさり開いてましたが、恐らく彼女にしか開けないはずです。
 だからこそ、豪雷はレムリアがラ・ムーの星をゲットするまでは待つ必要があったのでしょう。

・今回でついに退場した激怒巨烈。
 兄にくらべると力押しメインのいかにもな猛将タイプですが、そのぶん少しコミカルな面もあって
 なんだか憎みきれないヤツでした。アギャールの上位互換キャラという感じです。
 初見時は上に書いた通り、ついにやったかという感慨と同時に寂しさもおぼえたものでした。

 仮にも豪雷の弟ですし、巨烈獣化はできたんじゃないかと思います。そのヒマが無かっただけで。
 もし豪雷と逆の立場だったら、彼もまたみずから変身して挑んできた可能性はありますね。

・その激怒が死んだとたん、よくも弟をと怒り狂う豪雷。数少ない兄弟愛を感じさせる場面です。
 普段あれだけいがみ合っていたことを思うと、余人には計り知れない間柄とも言えますが。
 バラオの後継者となり、弟を永久にアゴで使うことが夢だったりしたのかもしれませんし。
 いや、さすがにそれは意地悪な見方すぎるかな? でも、あの兄弟だしなぁ……
 
 
 
ライディーンに関してはpixivでも活動を行っています。
気が向いたら以下にフェードインしてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47916385
 

ライディーン感想#46

  
勇者ライディーン 46話「ガビローン魔の死刑台」

ムトロポリスに合流した一郎と久造により、全ての謎が明かされます。

──1万2千年前、高度な文明を誇ったムー帝国。
その繁栄を支えるムートロンを狙い、妖魔たちが突如として襲ってきました。
ラ・ムー王は守り神ライディーンを作らせますが、完成を待たずして国は大打撃を被ります。
そのとき幸か不幸か、大噴火と大津波がバラオを呑み込み、海底深く沈めました。

しかし、大災害の猛威は疲弊したムー帝国にもまた致命傷を与えるに充分なものでした。
ラ・ムーはライディーンを封印し、娘レムリアを冷凍冬眠装置でコールドスリープにつかせ、
ラ・ムーの星も南海のどこかへ隠したのです。
いずれ必ず再来するであろうバラオを滅ぼし、未来の平和を守るために──

古代文明とその守り神。なんとも壮大なロマンではありませんか。
さて、その母の船が合体巨烈獣ガビローンに襲われているという一報が飛び込んできます。
すぐさま急行してガビローンを退け、船を救助する洸でしたが、それは敵のワナでした。
ニセ者の母に抱きついた瞬間、洸は磔にされてしまいます。そこはメカガンテの頭の上でした。

洸をエサに、王女レムリアを誘い出す豪雷。果たして刻限間際、彼女は現れました。
今度こそ本物のレムリア──ひびき玲子です。皮肉な形での初顔合わせとなりました。
レムリアは洸のかわりに己の身を差し出そうとしますが、そこは狡猾な豪雷のこと。
洸を開放すると見せて再度捕まえ、二人まとめて処刑しようとします。

絶体絶命のとき、墜落したと思われたブルーガーが海より満を持しての反撃を開始します。
これにより開放された洸は緊急フェードインを果たし、ガビローンを倒しました。
しかし、バラオが起こした怒りの大竜巻によって、母子はまたも引き離されることに……

てなわけで、回想でも人形でもない本物の玲子ママがとうとう表舞台に登壇しました。
一児の母とは思えないほど若々しく、また毅然としています。王女の貫禄は十二分。
孤独に耐えて使命を果たしつづけただけあり、峻烈で強かなところもあります。
終盤のキーパーソンとしてこの上ない存在感を持っていますね。
一郎パパとの馴れ初めが気になります。パパがムーの研究者なのが縁だったのかも?
  
 
 
以下は小ネタです。

・上記の通り、今回から一郎パパと久造爺さんが表舞台に復帰。
 過去から現代につながる重要なバックボーンを、一分くらいで纏めてくれます。

・しかし、やはり麗の姿は影も形もありません。そのことに対するフォローも一切なし。
 これにて、彼女の消息は完全に不明となりました。あああ……
 「ゴッドバード」に娘である奈良麗美が登場するのが、せめてもの救いでしょうか。

・バラオの予知により、ラ・ムーの星が発動すれば妖魔帝国が滅びると明示されます。
 これを阻止するため、彼らは血眼になってレムリアとラ・ムーの星を捜していました。
 言わば妖魔側もまた、滅びを免れるために戦っていたと表現できます。
 しかし人類と和睦とはいかないまでも、矛を収めて去るという道も本当はあるはず。
 それができないところに、妖魔と人類の決して相容れない関係が窺えます。

・ニセの母はうろ覚えかなんかで作ったのか、玲子ママにはあんまり似てません。
 でも母恋しのあまりに冷静さを欠いた洸は、そのことにすら気付けませんでした。
 ここいらは、前回を見ていると妙に納得がいきます。
 ちなみにニセ母は、メカガンテの艤装解除と同時に海の藻屑と消えました。嗚呼。

・玲子ママと巨烈兄弟のやり取りは、スパロボでも再現された会話です。
 その頃から、玲子ママにとっても弟の方は力頼りの知略に欠ける相手という認識だった模様。
 もっとも、煽って冷静さを失わせるという作戦は豪雷には通じませんでした。
 というか、弟者は煽り耐性が低すぎ。怒りこそが彼の力の源でしょうから仕方ないんですが。

・大ピンチにあたり、殊勲賞を獲得したのは海に伏せっていたマリと神宮寺でした。
 海に落ちたブルーガーを救助し、戦える状態にまで持っていったレッド団も忘れてはいけません。
 彼らの存在を軽視したことが、妖魔帝国の趨勢を分けたとさえ言えるかもしれませんね。

・私を身代わりにしろと言いながら、攻撃してきたらしれっとバリアを張って弾き返し、
 ライディーン反撃のキッカケを作っていた玲子ママ。狙ってのことだとしたら流石ですね。

 
 
ライディーンに関してはpixivでも活動を行っています。
気が向いたら以下にフェードインしてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47916385
 
プロフィール

大山シュウ

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

pixiv
最新記事
最新コメント
Twitter
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード