今週のヒーロータイムFire


ファイヤーマン 24話「夜になくハーモニカ」

ハーモニカ怪獣ハモニガン登場。
ファイヤーマンはおろか、怪獣と名のつく存在の中でもひときわ異彩を放つ存在です。
なにしろ見た目がまんま巨大ハーモニカ。何の怪獣的アレンジも入っていません。
しかし、それゆえにかえって訴えかけるものがあります。

お話そのものは、当時からよくある物質文明への警告。
壊れたからと捨てられたハーモニカが、吹いてもらいたいと夜ごと泣いて暴れまわるという
この作品にしては珍しいオカルティックなお話でもあります。
海野隊長もはじめは信じていませんでしたが、最後には信じざるをえぬ状況に陥ってました。

このハモニガン、実体が薄いせいかどうなのかファイヤーダッシュさえ通じません。
それどころかエネルギーを吸収して熱放射を跳ね返し、逆にファイヤーマンを苦しめます。
普通に倒そうとしても難しい怪獣の典型でしょう。力ではダメ、ということですね。
ある意味においては最強の怪獣かもしれません。

さらに周囲の楽器たちを巨大化させ、音で敵対者を苦しめるという器用な技も使います。
画面で語られるのみなのでハッキリしたことはわかりませんが、なかば幻覚めいた技でした。
苦しむファイヤーマンが選んだのは「楽器を弾いてあげる」こと。
ハモニガンそのものを吹き鳴らすことにより、文字通りその怨念を鎮めることに成功します。
巨大なハーモニカを吹くファイヤーマンの姿は強烈にシュールで、インパクトがありました。
とはいえ、すぐ縮んでそのまま岬の手の中で元に戻ってるくだりは不思議に叙情的でした。

この回は、岬の子供好きっぷりが最大限に発揮されたお話でもあります。
たまたま見かけただけの少年を手伝って件のハーモニカを探したり、人の好さが出てました。
ハモニガンにも、その一念が伝わったのかもしれません。主人が待っているぞと。

ラストシーン、宝物を手元に取り戻すであろう少年の姿には希望も見いだされています。
ゴミに苦しめられることもある人類ですが、物を大切にする心も失われてはいないのだと。

漫画四方山

あんまり矢継ぎ早だと息切れしそうですが、テンションに任せて更新を続けます。



・インベルダウン篇に入ってからのワンピが何かデタラメに面白いんですが、過去の仇敵が続々登場するという
 懐かし効果プラス、安定感を欠くメンバーでの集団行動という先の見えない展開の影響でしょうか。
 この期におよんでまだエースを救出できるかどうか五分五分という状況も後押ししています。

 しかし、本来のレギュラーが復帰するのはいつになることやら……
 エースを助けて10人目の仲間にするという可能性もあるんですが、そこへ持って行くのならまた山場を経ねばなりません。
 アニメのほうでもとうとうアマゾンリリー篇に入っちゃったようだし、かなりの長期離脱です。
 へたすっと今年のゾロたちの出番はアニメと原作両方でもう無しってことになるかも。補填はあるでしょうけど。



・BLEACHという漫画はある意味で、最も少年ジャンプを体現してる作品のひとつかもしれません。
 ここ一年ちょっとは脇役と脇役の殴り合いがえんえん続くという、いろいろと凄いことになっています。
 勝敗が見えにくいぶん、実はそっちのほうが面白かったりするのがまた。

 つまりこれはかつての男塾みたいなもんで、本筋がたいした意味をもたないという事なのかもしれません。
 当時と違うのは人数自体が段違いに増えてることと、ちょっと設定を整えれば主役を張れそうなメンバーが
 何人もゴロゴロしてることですね。それはいいんですが、微妙にデッドストックを感じて勿体なく思ったりします。
 でも一度に動かせる人物が限られる以上物理的にしかたないわけで、じゃあなぜそんなに出したのかと言えば
 これがキャラ漫画だからでしょうね。たとえ捌ききれなくても、ファンがついてくれるという考えなんでしょう。

 アメコミだったら「日番谷冬獅郎」やら「砕蜂」やら「護挺十三隊十一番隊」やらの個人名・チーム名がついた
 スピンオフ外伝が大量に出てるところなんでしょうが、あんまりそういう話は聞きませんね。
 日本の場合はその裾野を同人誌というか、ファン活動が占めているから必要ないのかもしれませんが。

 それはそれで、数が多すぎて好みに合うのを探すのが大変なんですけどね……



・ゆでたまご先生はどうも、ベビーフェイスとヒールの役割をハッキリさせずにはいられない傾向があるようです。
 たまたま両方がベビーフェイスだった時は、片方にヒール的な役割を振ることが非常に多い。
 たとえ先代主役であっても、この慣例からは逃れがたいものがあるみたいですね。

 結果として非常にダーティな戦いを強いられている目下のザ・マシンガンズですが、やはり理由がありそうですね。
 呪いから逃れたはいいものの、実のところキン肉マンの体力はもう限界に近いのかもしれません。
 それでも倒れるわけにはいかない以上、形振り構わずに勝ちを狙ってゆくスタイルへ変えたという可能性があります。

 しかしこの流れは、むしろ敗北フラグ。
 サタンが要らんことをした影響で、親子対決は不本意な形に終わりそうな気がしてきました。
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大山シュウ

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

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