レイの決意! はじめ捜索大作戦!

★あらすじ

雲龍寺ナイトがCEOを退いた後、その後釜として名乗りを上げたのはなんとリヴァイアサンでした。
これにより、アプリ山470は人工知能にプロデュースされる初のアイドルということになります。
しかしこの出来事が、エリにそのアプリ山470を脱退する決意をさせてしまうことになりました。

そこへ現れたレイが、脱退の前にと協力を要請してきます。
エリ付の新人マネージャーに扮してLコープへ潜り込み、はじめの捜索を行おうというわけです。
慣れない仕事に四苦八苦するレイでしたが、何とかはじめのいる確率が高い場所にアタリをつけ
ハックモンと共に突入。一般ルートで入り込んでいたハル達も後を追います。

果たして目的のエリアにいたのは、大量のスリープモンでした。
誰がはじめなのか一見しただけではわからないため、一同はうかつに攻撃できません。
そんな中、レイは直感的にとある一匹のスリープモンを確保します。まさにその個体こそがはじめでした。
長居は無用とすぐに撤退するドライヴァーたち。しかし、ハルは違和感をおぼえていました。
あまりにも事がうまく運びすぎている……と。

そして見えざるリヴァイアサンの意志はこのとき、確実に不気味な胎動を見せていたのです……

 
  
 
★全体印象

42話です。
今回はほぼレイが主役。他メンバーはエリが多少目立ってる程度で、おおむねサポートに徹してました。
強いていうなら、ラストシーンでハルが今後への引き込みで存在感を示したくらいでしょうか。

前半から中盤は、レイの寡黙なキャラを逆手に取った珍展開になっています。
アルティメット4の後でこんな展開を見るとは思ってませんでしたが、笑えたので個人的には幸いでした。
本作においてはある意味、彼にしかできない芸風といえるかもしれません。

はじめがスリープモンだった事には、いろんな意味で驚きを隠せません。
あんだけ引きまくってバイオモンにあんだけ煽らせていたので余程のことが起こってると予想してたのですが、
苦労はしたものの普通に見つけて連れ帰ってます。てっきりブートモンになってるとばかり思ってましたよ。
無論、まだ何かある感はビンビンにしているので何らかのキーである自体は変わらないと思いますけど。

あらすじの通り、今回は前回と真逆に進化もなけりゃ派手なバトルもありません。
でも進化できない理由づけがされてるぶんだけ、受ける印象はずいぶんと違ってくるものです。
アルティメット4戦があの短さだった以上、ラストへ向けてアレとかアレに期待するしかありませんね。

脚本は山田由香さん。作監は小松こずえさんです。派手さはないですが絵は毎度安定してますね。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組、エリ組、虎次郎組、勇仁組
 
 そういえば、レイが勇仁とハルを意味ありげに見てたカットがあったなぁ…アレなんだったんだろ。

 あらすじに書いた通り、今回はほぼレイのサポート役です。
 そんな中、非公式ながらエリのアプリ山脱退宣言はひとつのポイントとして抑えておくべきでしょう。
 やはりというべきか、ナイトにLコープとリヴァイアサンの繋がりを聞かされてからずっと考えてたようです。
 グループに在籍を続けるということは、向こうにわざわざ首ねっこを差し出すようなものなのも事実でしょう。
 とはいえもうシリーズ終盤ですし、実際には脱退しないですむかもしれませんけどね。

 ハルはメンバーの中で一人、首尾よくゆきすぎな一連へ違和感を投げかける役を貰っています。
 このあたりは、比較的に知性派寄りな個性を発揮した場面といえますね。
 デジモン主人公の中ではむしろタイキに近いのかもしれません。あっちの主人公力はそれこそ半端ないけど。
 
 
 
・レイ

 今回の主役。
 仲間と絡んでる状態でここまで全面的に前へ出たのは初めてかもしれません。
 もっとも、大半の場面ではハックモンと二人で行動してるんでそこは相変わらずといったところ。

 エリが脱退する前にと、そのマネージャーとしてLコープへ潜り込むことになるのですが何しろあの性格。
 対人スキルから雑用まで要求される現場において、何度もボケ倒しに近い失敗を繰り返しておりました。
 しかし最後には会話の中ではじめとのやり取りを思い出し、その中で自然に笑っている自分を意識したのか
 着ぐるみ状態でのハイテンションなパフォーマンスを披露し、最後にはやる男として印象を深めています。

 でも彼、身体能力や体力そのものはあるし料理スキルもはじめのために鍛えてるはずなので、できないのではなく
 目的のための優先度が低いものは後回しにするというだけであり、多分やろうと思えば大抵できるのだと思います。
 そういう意味で、はじめを取り戻すことは彼が一種の真人間に戻るために必要なことなんじゃないでしょうか。

 後半の顛末においては上記の経験を活かして?敵の不意を衝き、窮地を脱しています。
 本人も、まさかあのパフォーマンスがここで役に立つとは思っていなかったでしょう。
 人生、何が助けになるかわからないものですね。

 一連の中で、エリよりも接点が多かったのはエレナとありす、それに姉崎マネージャーでした。
 案外、もろもろ落ち着いたあとの就職予約先として布石が置かれてたりするのかもしれません。
 
 
 
・ハックモン

 なぜかゆるキャラの得意パフォーマンスを承知しているという、お茶目な側面を垣間見せました。
 本人からすれば、いつ何が必要になるかわからないので見たものは全部頭に入れてるだけな気がしますけど。
 その観点でいくと、レイとは実のところ考え方が真逆だったりするのかも。

 後半ではレイのサポートにバトルにと、八面六臂の活躍を見せています。
 一方で不利になれば撤退を提案するなど、レイに比べいかなる時も冷静であることが再確認できますね。
 
 
 
・スリープモン、そしてスリープモン_H

 シリーズ序盤からずーっとLコープ側でフワフワしてたアプモンです。なぜか最重要エリアに大量にいました。
 Lコープにいるからには何かあるのだろうと漠然と思ってましたが、まさかはじめがその中に混じってたとは。
 となると、はじめと思しき個体も実は最初から画面に映ってたのかもしれませんね。

 得意技は酔拳ならぬ睡拳。それ以上に、数の多さでドライヴァーたちを苦慮させています。
 普段なら別に楽勝なのでしょうけど、誰がはじめなのかわからないので軽率な武力行使が躊躇われる状況へ陥り、
 一時はレイ以外に撤退を考慮させるほどにまで攻勢をかけていました。
 兄貴、戦いは数だよ。

 どのアプモンがはじめなのかは、DNAデータを使ってハックモンが一体一体照合できますが多数には対応しきれません。
 そんな中、はじめと思しき個体を見つけたのはレイの直感というか、はじめとの見えないつながりでした。
 データよりもそちらが決め手になるこの展開、わりと好みです。

 ただし、視聴者目線だとリヴァイアサンが故意にはじめを救出させたのは明白。
 レイがはじめを直感的に見分けることさえ予想し、わざと最後に現れるよう仕向けた可能性すらあります。
 問題は、はじめを救出させてまでいったい何を企んでいるのかですが……
 レイとはじめ、互いが互いを想う気持ち。それすらも何かに利用しようというのでしょうか?
 
 
 
・バイラモン

 なぜかスリープモンに混じって行動してました。なんでいるんだろう……
 23話を最後にフェードアウトしたのと同一個体でしょうか? 少なくとも声は同じですけど。
 スリープモンに便乗して何かボスみたいな台詞をかましてましたが、完全に便乗なので迫力がありません。
 それとも実はある程度承知の上で、リヴァイアサンの命令通りに動いてたのでしょうか?
 
 
 
・エレナとありす

 流れ上、姉崎マネージャーに次いでレイとの接点が多めだった方々。
 ひょっとしたら、これまでで一番喋ってたんじゃないでしょうか。ここへきてこんな出番があるとは。

 エレナは挨拶や、互いの関係性にはかなり拘るタイプのようですね。
 そのため、礼儀というものに疎いレイにはほぼ半ギレか全ギレで接することが多かった印象を受けます。
 一方で不慣れなレイにアイドルの心構えを説きつつお手本を見せるなど、見た目通りの姉御肌な面もあり。
 なんか微妙にフラグを立ててる気がするのは、私の考え過ぎでしょうか?

 ありすは台詞の半分以上がフレーム外でしたが、けっこう毒を吐きますね。
 でありつつ言ったことを全部ぬいぐるみのせいにするので、普段からそーゆー芸風なのかもしれません。
 
 
 
・姉崎マネージャー

 レイにとって一時的に直接の上司だった人。
 これもマネージャーの仕事よ、とレイに着ぐるみを被せるくだりからして、経験者は語るというヤツでしょうか。
 それを裏付けるかのように、舞台ソデの中からキレッキレのパフォーマンスを披露してたりもします。
 伊達に長いジャーマネ歴を送ってはいないということでしょうか。

 他方、レイがアプリを使い勝手レベルから簡単に改善したのを見て「天才!?」と驚きの声を送っています。
 今回でできたつながりは、案外馬鹿にしたもんじゃないかもしれません。 
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎度アプモン事件に巻き込まれる人。
 今回も別に巻き込まれてはおらず、一ファンとしてエレナに声援を送っていました。
 強いて言うなら、レイ達の活動の影響で停電に巻き込まれたくらいでしょうか?
 
 
 
★次回予告

 はじめ絡みで、思い出したようにサブアプモンたちが大量再登場するようです。
 出てこないよりはずっといいですけどね。

極限の激闘! グローブモンVSカリスモン!

★あらすじ

ついに始まったカリスマ城の激闘。勇仁とオフモンの命は時限爆弾のタイムリミット次第。
なんとかカリスモンから起爆停止スイッチを奪い、爆破を止めるハルとグローブモンでしたが、
戦いの中でクラウドの仮面が割れて雲龍寺ナイトの正体が露となります。
人類に絶望したナイトはリヴァイアサンに従い、間違いの起こらない未来を夢想していたのでした。

そこへ仲間たちも駆けつけますが、Lコードを得たカリスモンにパワーを吸われて逆にピンチへ。
勝ち誇るナイトでしたが、カリスモンは彼にも牙を剥きます。
リヴァイアサンが自分さえも駒としてしか認識していなかったと知るも、死を受け入れようとするナイト。

その姿勢を否定するハルは余力すべてをグローブモンに託し、オーバードライブさせます。
爆発的な力を得たグローブモンによって、アルティメット4最後のひとりも倒されるのでした。
戦いの後、ナイトはレイにはじめの情報を与えて去ってゆきます。
その表情は抜け殻のようでもあり、どこか吹っ切れたようでもあり……
 
  
 
★全体印象

41話です。
タイトル通りバトルはグローブモンVSカリスモンなのですが、合間にナイトの回想が挟まれるため
戦闘の尺自体は決して長くありません。
その回想にも「へぇ、そうだったのか」と思わせる部分があまり無いのでちと困らされます。
中学時代のナイトがかなり普通っぽいというか、ハルに似てたのは少し面白いところですね。

勇仁とオフモンについては引っ張るだけ引っ張って後半でやっと救出、かと思っていたのですが
OPが終わった時点で残り1分になっており、カウトンダウン阻止はナイトの回想トリガーでした。
おかげで「カウント中に長話」という事態は最小限にできたものの、いささか肩透かしです。
演出から「次に出てくるときは敵かなぁ」と思い込んでたんですが、なんか普通に救助されてますし。

グローブモンVSカリスモンの戦闘シーンそのものはかなりの出来です。
対バイオモンはともかく、対ビューティモンや対フェイクモンもこれくらい動いてくれてれば……
3Dのリソースを大半こっちに注ぎ込んだのでしょうか?

脚本は前回に引き続き大知慶一郎さんです。作画にも力が入ってはいますね。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 「たとえどんなに愚かと罵られようが、悪い面だけを見て良い面までを切り捨ててはいけない」
 と主張し続けていました。考えることを放棄してテクノロジーの奴隷になってはいけない、とも言えます。
 それは水掛け論かもしれませんが、行き過ぎた水は奔流となって何もかもを押し流してしまいかねません。
 リヴァイアサンとはまさにその、今のありかたを急進的に壊そうとする激しい水の流れそのものなのでしょう。

 彼が出した答えはその命を賭け、バディに力を託すことでした。
 それによってLコードカリスモンをも超える力を発揮したグローブモンの姿は、人と人工知能の絆を示すもの。
 目の当たりとしたナイトの心にも、何かを残しているかもしれません。

 
 
グローブモン→ガッチモン

 最初と最後以外はほぼ極状態でした。
 OPを挟んでいるとはいえ、カリスモンとは10分以上戦い続けたことになります。
 アプリドライヴDUOの効果はすごいものがありますね。

 カリスモンの強化ゼーレゲヴァルトを受けて一度は倒れますが、ハルに力を託されてオーバードライブ。
 逆にカリスモンを圧倒する爆発的パワーアップを成し遂げ、グランツゲイザーで一気に勝負を決めました。
 これは前に勇仁が使ったのと同じ仕様と思われますが、いつ「やろうと思えばできる」雰囲気になったのでしょう。
 無論アプリドライヴDUOを手にしている以上、理論上はできるはずですけれど。
 
 
 
・エリ組、虎次郎組、レイ組

 後から駆けつけたものの、カリスモンにハル組もろとも力を奪われて逆に技のパワーアップを許す破目に。
 でもバディ達は直撃を受けても極のままだったしドライヴァーたちへのダメージも大して無かったので、
 よく考えてみると微妙な被害しか受けてません。「倒れて解説役になる程度のダメージ」ってところです。
 さすがにハル以外のドライヴァーはしばらく気絶してたようですが……
 
 
 
・勇仁組

 フツーに救助されてて特にフリも無かったので、完全にズッこけました。君ら結局どこにいたんだね?
 もちろん、このままで終わるわけはないと思いますが……
 
 
 
・カリスモン

 ついにその能力を全開。
 素でも強化グローブモンと互角、Lコードを得れば4体まとめて圧倒するほどの力を発揮しています。
 他の3体とは明らかに段違いの力を持っていると見て間違いないでしょう。
 もう遠慮する必要がなくなったのか、自分のことを「最強」と評する場面もありました。

 遠慮といえば、ナイトにもどうやらだいぶ遠慮していたようです。
 リヴァイアサンから「あいつもついでに始末していいよ」と指令されて抑圧のタガが外れたのでしょうか、
 いきなりナイトへ物理制裁を加えて不遜な口を叩くという悪役っぷりを見せてくれてます。
 肚の内では、この指令が来るのを今か今かと待っていたのでしょうね。

 実力に比例してプライドも高いのですが、そのぶん逆境には弱いらしく押されはじめると脆いものでした。
 同時にセリフも急激に小物っぽくなってしまい、なんとも残念です。
 最後の「これで勝ったと思うなよ……」もだいぶカッコ悪い。イケメン系だったのになぁ。

 つまるところ、彼もまたリヴァイアサンにとっては忠実な駒にすぎなかったのでしょう。
 もし人間をアプモンに変えることがリヴァイアサンの狙いなら、ただの人間よりは優遇したかもですが。 
 
 
 
・クラウド⇔雲龍寺ナイト

 順風満帆の人生で味わった一度の座礁に怯え、考えることを放棄した天才。
 彼が友達とつながるために開発したアプリはどこかが革命的に優れていたのでしょう、大人気を博したものの
 ネット上にこれを介した悪意が蔓延してゆき、社会問題化するに至って絶望。
 そんな折にリヴァイアサンと出会い、愚かな人類を排除して理想の未来を築き上げようとしていました。
 自分もまたその「愚かな人類」と看做されていることを知らぬまま。

 しかしながら、ネット上が悪意にあふれていることなどはむしろ当たり前のことです。
 同じくらいに善意もあふれているし、そのどちらでもないデータともなるとさらにたくさんあります。
 悪意はよく目立つし心に残るものなので、それが全てであるように錯覚しがちなだけ。
 まぁ、天才といってもまだ10代前半だったナイトには少々刺激が強すぎたのかもしれませんが……
 あの打たれ弱さ、よほどに挫折知らずだったのでしょうね。

 かくて至った境地が天才のくせに妄信というのは、極端から極端へ走りすぎです。0か1しかないのか。
 その間を考えるという量子的な結論は出せんのですか。純粋という言葉で片付けさせんでください。
 あと過去篇出すの唐突すぎです。今回は部下ともども撤退扱いにして、フラッシュバックだけ振ってく
 …って感じじゃ駄目だったんですか?? ううーむ……

 いろいろ分からなくなったと言ってましたが、これでやっと自分の頭で考えることはできそうです。
 今後何をするかはまるでわかりませんが、もうハル達と敵対することだけはなさげ。
 世間的にはCEO就任→短期間で雲隠れという、よくわからない人になりつつあるような。
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 毎度アプモン事件に巻き込まれる人。
 今回はTVインタビューの中でナイトが作ったアプリに「NO!」と駄目出ししており、巻き込まれてません。
 あのあたり、無責任に火をくべまくったマスコミにも責任がありそうですね。
 
 
 
★次回予告

 えっと…これ、どういう話になるんでしょう?
 レイとエレナという意外な接点が出てきたんで、そこんとこは少し期待します。

アルティメット4再び! クラウドの挑戦状!

★あらすじ

バイ王宮、ビューティパレス、イカサママンションと、次々に現れるアルティメット4の面々。
レイ、エリ、虎次郎らはハルを先に行かせ、それぞれの因縁の相手と対峙します。
一時は翻弄されたものの、バディアプモンたちの力も以前とは比較にならぬレベル。
順当に勝利が重ねられ、いよいよ残るはカリスマ城のカリスモンのみとなりました。

しかし、カリスモンの余裕は崩れることなく……
 
  
 
★全体印象

40話です。
要約するとアルティメット4が再び現れ、そしてあっという間に1人になるお話。
正直、バイオモン戦で一話ぐらいはかけるとばかり思ってました。
たとえ一話一戦は難しくても、前後編ぐらいで3体倒すペースならまぁ、見せ方はあったでしょう。

…それがまさか、1話で3体を処理するとは……
おまけに短い中へ詰めに詰めて満足感を出す類の展開でもなんでもなく、いつも通りのテンポ。
結果として、対ビューティモン戦およびフェイクモン戦は進化しての開幕バンクで終了でした。
特に、ビューティパレスにおけるやり取りのほとんどはアホな寸劇。それで尺が無くなってます。

…もうコレは言うしかないか……

盛り上げる気、あんのか!?(怒)

3月から出すぞ出すぞって煽りまくっといて出たの6月ってだけに飽き足らず、何ですかこの扱いは。
ひょっとして本当に3Dモデルが間に合ってないのですか。後ろ倒ししまくった皺寄せなのですか。
いやそこまではいい。尺が短くても盛り上がったケースはいっぱいあるのですから。
私が違和感と怒りを拭い切れないのは、その尺を無駄遣いしているようにしか見えないことです。
それも「今入れンの、それ!?」感バリバリなギャグと寸劇によって。

いやはや、さすがに今回ばかりは擁護できませんでした。
レイ周りが比較的良かったのと、はじめの去就がある程度確定したのは収穫でしたが。
とはいえ、戦闘となるとレイ組にしか見どころが無いってのはホントどうにからんのでしょうかね。

脚本は大知慶一郎さん。作監は袴田裕二さんで、絵に関しては相変わらず安定してます。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組
 
 今回は基本走ってるだけですが、ガッチモンが検索でフェイクモンの罠を見破る場面があります。
 フェイクモンにとっては、虎次郎組よりこっちの方と相性が悪いのかもしれません。
 今となっては確かめようもないことですが。
 
 
 
・エリ組

 ビューティモンへのリベンジを完遂ターボメンしてました。
 しかし上記の通り得意の格闘で殴り合うなどの場面は一切なく、極進化しての開幕ゴールデンファング。
 コレで片がついています。見ていてリアルで「嘘…だろ……?」と呟いてしまいました。

 化粧水と美容液まみれになるエリは誰の趣味なんでしょう。注文の多い料理店みたい。
 
 
 
・虎次郎組

 レイ以外の3人では比較的見せ場があったほうです。
 フェイクモンに見せられたエリの敗北が偽装だと看破し、反撃に打って出る場面は隠れたリスペクトが
 大きく表に出ています。それなりの蓄積もありますね。本人のいない所、というのがポイント。

 しかしこちらも、戦闘は一瞬で終わっています。
 フェイクモンを逆に騙し返すぐらいの意趣返しはしてほしかったのですが、レイに先にやられた感じ。
 
 
 
・レイ組

 序盤押されぎみに見えたものの、リバイブモンには復元があるので実はやられたフリをしてるだけでした。
 バイオモンの性格を把握し、戦闘においても心理戦においても手玉に取っていたことになります。
 だったら緒戦から復元すりゃよかったじゃんとは思いますが、何事も限界があるということでしょうか。
 パワーアップに加え、同じ攻撃なら解析してダメージを軽くできるかもしれませんし。

 後半ではバイオモンを拘束し、はじめの情報を聞き出すため拷問するというドアサにあるまじき行為に及びます。
 これをハル達に止められたくなかった、とレイは言ってましたが、それは本音の全てではないように思います。
 より正確にはこんなことをする自分や、この光景自体を見せたくなかった……ってことなのかもしれません。
 レイ自身はハル達を「お優しい」と皮肉を混ぜて評してましたが、これは彼なりの優しさってヤツなの…かも。
 「風よ、龍に届いているか」における、ザザ対アークデーモンのくだりを思い出しますね。

 最後はバイオモンがせめてもの抵抗に繰り出したはじめの声真似に動揺してますが、これは仕方ないですね。
 レイがどれほどはじめを大事にしていたか、少なくとも伝わってはいましたから。
 
 
 
・アルティメット4

 今回で瞬時にアルティメット1になってしまいました。
 先陣を切ったバイオモンは序盤それなりに押してて「おっ」と思いましたが、結果は上の通り。
 というか押しすぎていて途中で「あっ……」と次の展開を察知できてしまいました。

 ビューティモンとフェイクモンに至っては、まともな戦闘シーンを貰えていません。
 特にひどいのはビューティモンで、ただでさえ少ない尺を寸劇に費やすというだけにとどまらず
 必殺技を撃ったと思ったら進化すらしてないエリ組に避けられるという体たらくを晒してました。
 これでどうやって盛り上がれというのか……

 カリスモンは遠距離からバイオモンを始末するなど、明らかに他を圧する力を持っているようです。
 次回頑張ってくれたら、ある程度以上掌を返すぐらいのつもりはあるのですけれど……
 
 
 
・クラウド

 主にカリスモンとやり取りしてました。
 どうでもいい時にもあのキモいウヘヘ笑いを放つので、仮面時の癖になってるんじゃないかと推測します。
 
 
 
・はじめ

 バイオモンの口から、アプモンにされたことが明らかになりました。
 この瞬間、アプモン世界には人間ベースのアプモンも存在することが確定したわけです。
 彼がリヴァイアサンに「選ばれた」らしいことも。

 これはもう、はじめ=ブートモンで確定みたいなもんですね。何らかの手段で逃げ出したわけですな。
 恐らくは、自分を使ってリヴァイアサンが何か恐ろしいことをたくらんでいると察知したために。

 いずれにしても「彼」の再登場はもうすぐのはず。その時、きっと何かが起こるのでしょうね。
 
 
 
★次回予告

 グローブモン対カリスモン。今度は1話使ってやってくれそうです。
 このぶんだと、舞台は案外とあっさり「次のステージ」へ進みそうな気がしますね。

新たな力! アプリドライヴDUO!

★あらすじ

勇仁がいるというアプモン墓場にやって来たハル達。
しかしそこに勇仁はおらず、行き場を失ったアプモンたちがやさぐれているだけの場所でした。
本当の目的はその先、いくつもの難関を越えた向こう。
罠の可能性が高いクラウドの挑戦に、ドライヴァー達は敢えて乗ります。

第一の関門、バイ王宮に向かう彼らを襲ったのはミエーヌモン、サクシモン、スコープモン、
それに何故かまぎれこんだスカシモン。バイオモンによって復活していたのです。
しかし、すでに極となった上アプリドライヴDUOの力を手に入れたハル達の敵ではありません。
あっさりと彼らを退け、一行はバイ王宮に突入します。

そこで待っていたのは、案の定バイオモンでした。
ハル達を先に行かせ、レイとハックモンは因縁の敵とタイマンを迎えます……
 
 
 
★全体印象

39話です。次回からはいよいよ4クール目ですね。日付はもう4クール目範疇ですけど。

アプモン墓場が舞台というので再生怪人祭りかと思っていまして、実際にその通りだったのですけれど
墓場って単語を出しておきながらそっちと関係ないバイオモンの手で復活という流れでした。
これはちょっとズッコケましたね。まあ、今回で勇仁が見つからないってのは予想通りでしたが。

そのアプモン墓場では出そびれ補完キャンペーンのごとくコンパスモン、コールモン、ジショモンが登場。
でもパワーアップの一端を示すため、結果的にぶっ飛ばされるという悲惨な目に遭っています。
自分でもよくわからないうちにお星様退場したスカシモンといい、脇アプモンへ厳しい番組です。

ミエーヌモンたちも力不足なりにもっと策を練るかと思ったのですが、いや策は取っていたのですけど
パワーで突破されるどころか進化と同時にほぼ無かったことになるレベルだったので意味がありません。
というかぶっちゃけ格下にいくら勝っても仕方ないので、こっからがDUOの真価ですね。

脚本は平見瞠さん。
作画はひと目でわかる直井作監ですけど、今回は一人原画じゃないっぽいです。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル組
 
 普段のハルならアプモン墓場のシチュエーションは割と好物なんじゃないかと思うのですが、
 今回はあんまりそんな余裕はないのでしょう、割と普通に怖がってました。
 まあ、一度こっぴどく敗れた強敵が手ぐすね引いて待ってるかもしれないとなれば仕方ないですね。

 ガッチモンは最初自分のパワーアップを自覚しきれておらず、ちょっと突き飛ばしただけのつもりが
 コールモンたちを隣のそのまた隣の先にまでぶっ飛ばしてしまい、自分で驚いてました。
 有り余るパワーによって案の定、極進化における時間制限もなくなっています。

 再生アプモン達との戦いではスコープモン担当。レベル差をいかんなく見せつけて完勝してました。
 でもどうせ前より強くなってるんなら、ドガッチモンで戦ってほしかったかも。
 
 
 
・エリ組

 再生アプモン達との戦いではミエーヌモンと対決しています。メンバーの中では因縁のある方かな。
 どちらかというと、ミエーヌモンの方が一方的に目の敵にしてただけな気がしますけど……
 オウジャモンの「恨むんならお前のボスを恨むんじゃのう」ってセリフがヤクザか悪役みたい。
 
 
 
・虎次郎組

 再生アプモン達との戦いではスカシモン担当でした。完全に余り物を押し付けられた形です。
 フェイクモンの放ったダミーゾンビの正体を見ているはずですが、特に反応はなし。
 あとでフェイクモンと対面した時に「そうか、アレはやっぱりお前の…」とかやる気ですかね。

 いちおう警告はしたものの、その後何食わぬ顔で決め技を放つミュージモンが割に鬼畜です。
 
 
 
・レイ組

 最近急激に出番が増えたこともあってか、次第に三人の兄貴分的位置に落ち着いて来た気がします。
 彼がいるだけでそこそこ場が締まるので、ギャグが挟まれても妙な安心感がありますね。

 再生アプモン達との戦いでは、当然のようにサクシモンと対決。
 臥龍扇をまったく受け付けず、レイドラモンからいかにレベルアップしたか見せつけていました。
 はじめについて更なる情報を聞き出そうともしてましたが、あまり期待はしてなかった模様。
 たぶん、アレ以上のことは向こうも知らないでしょうしね。
 
 
 
・勇仁組

 まるでヒュンケルとかクロコダインみたいな恰好で拘束されてました。
 今後しばらくは彼らを救出するための展開になります。エリや亜衣を差し置いて完全にヒロインですな。
 
 
 
・コールモン、コンパスモン、ジショモン

 ひとまとめに登場。
 アプリの発達で最近めっきり使われなくなったことを嘆いていました。
 無理矢理ハルのバディになろうとしましたが、ガッチモンが割って入った拍子にぶっ飛ばされる破目へ。
 せめて間借りさせてくれ、って頼む形ならまだマシな反応が貰えましたかね……?

 コールモンは条件付きの攻撃力アップ、コンパスモンは必中、ジショモンは低コストでデッキ再充填と
 ゲームではかなりお世話になったアプモン達なので、この扱いには何ともモヤッとさせられています。
 そりゃこれまでの展開上、仲間入りしたところで出番があるとは思えませんけどね。

 レイ曰く、アプモン墓場とは「用済みになったアプモンたちがやさぐれてる場所」ってのが正しい定義みたいです。
 ミもフタもなさすぎて泣けてくる。

 
 
・ミエーヌモン、スコープモン、サクシモン、スカシモン

 バイオモンの手によって復活した超アプモンたち。墓場関係ねえ。

 このうち、スカシモンだけは敵として出てきたことがありません。それどころかお前アプ合体失敗バージョンじゃねーか。
 偶然紛れ込んでしまったのか、バイオモンも「誰だお前!?」と宣ってました。

 アプモン墓場とバイ王宮の中間地点でハル達を迎え撃ち、炎で彼らを取り囲んだものの極進化で形勢は一気に逆転。
 グローブモンらにまったく歯が立たず、そのままぶっ飛ばされてお星様になりました。
 ギャグっぽいやられ方だったので、また出てきそうな気がします。グロープモン達もアレで一応手加減したげたのかな。
 それとも、もう死んでるのでこれ以上死にようがないのでしょうか。データがあれば復活できるなんて話も出てたけど。

 ってか君ら、2人揃ってるんだからワルダモンになりゃいいじゃないですか。いや、無理なのかな?
 アプリドライヴの媒介がないと無理みたいだし……そういえば、結局アレを使ってたのは誰だったのでしょう。
 実はナイトでした、なんてオチは面白くないので可能ならやめていただきたいところです。

 この後ミエーヌモンとサクシモンがコメットモンの霊と巡り会い、「力を合わせて」逆襲してくる展開を期待します。
 後で落胆しないですむ程度には。
 
 
 
・アルティメット4

 アプモン墓場に来たハル達をモニタリングし、その力を計っていました。
 余裕があると見せかけて慎重な対応とも取れますけど、結局は足元を掬われそうな予感。

 リーダーはカリスモンとみて問題なさそうですね。監視ドローンもおそらく彼が飛ばした端末でしょう。
 フェイクモンにリーダーの地位を狙われてるような描写もありましたが、宥めすかして働かせています。
 あの掌を顔の前にかざす仕草といい、名の通り催眠術めいたものを使える感じですね。
 バイオモンの言う事を聞かなかったミエーヌモンたちを簡単に従わせたり、侮れぬものがあります。
 堂々と振舞ってはいますが、わざわざ出向いてミエーヌモンたちを動かすあたり苦労性なところもありそう。

 そして、いきなりレイ対バイオモンが実現するようです。はじめの謎がいよいよ明かされそう。
 
 
 
・クラウド

 今回もずっと仮面でした。忘れたころに割れて「お前だったのか!」ってなりそう。自分で脱ぐかもですが。
 勇仁救出の過程に仕掛けてあるアレは、もしかして全部彼が名前をつけたんでしょうか。
 あまりにスベっていて呆れるより先にイラッとしたのですが、それを狙ってのことならわからんでもありません。
 
 
 
・巻き込まれゾンビ

 フェイクモンがカリスモンの要請に応えて放ったフェイク人形が変化した中の一種。
 なぜか巻き込まれおじさんの顔でスリラーめいたダンスを踊ってます。ある意味これも巻き込まれなのでしょうか。
 
 
 
・新ED

 今回からトラフィックライト。が歌う「パーフェクトワールド」に変わりました。
 作曲にはあの宮崎歩さんも参加しています。聞いてみるとなるほど、宮崎バージョンも合いそうな楽曲。
 歌詞に「無限大な夢」が入ってるのは確信的にやったことでしょうか?

 ビジュアルはハルの誕生祝いです。亜衣はけっこう目立ってますが、ワトソンの霊圧は相変わらず0。
 見どころはケーキ作ってるレイですね。たぶん大抵のことはできる人なのでしょう。やらないだけで。
 
 
 
★次回予告

 バイオモン対レイ。いちばん見たかった対決が一番最初に来てしまって、ちと困っています。
 はじめはブートモンにされたんじゃないかと思ってるのですが、果たして元に戻れるのかな。
 いや全然違うことになってるかもしれないんですが。
 

ガッチモンを取り戻せ! 電衛門じいちゃんの試練!

★あらすじ

ガッチモンを失い、勇仁も生死不明となって意気消沈するハル。
そんな彼らのもとに、データ体となって存在し続けていた電衛門が接触してきます。
曰く、バディたちは現実世界に出てこられなくなっただけで消滅したわけではないというのです。

電衛門の案内で秘密基地の一角からネット内に跳んだハル達は、そこでバディたちと再会しました。
しかし、アプリドライヴが壊れた影響で誰もハル達のことを憶えていません。
この状況を打開するためには、新たなアプリドライヴを手に入れなければならないといいます。
それには遥かな山の頂にある電話ボックスを使い、ミネルヴァと会話しなければなりません。

必死の登攀が続く中、ハルは改めて仲間の頼もしさを実感してゆきます。
いよいよ頂上が迫ったとき、突然氷のマンモスが襲いかかってきました。
こんな時だからこそバディ頼りではなく、自分自身が成長しなければならない──
確信したハルは、何とかマンモスの隙を縫ってミネルヴァと接触を取ろうと試みます。

そのとき、不思議なことが起こりました。
ハル達の胸の裡の輝きがバディたちに伝わり、新たなアプモンチップが現れたのです。
そして壊れたアプリドライヴは、アプリドライヴDUOとなって復活を遂げました。
バディたちの記憶もよみがえり、氷のマンモスを打破。全てはミネルヴァの課した試練だったのです。

喜ぶハル達に、クラウドの宣戦布告が叩き付けられました。
勇仁を助けたければ、アプモン墓場に来いというのです……
 
 
 
★全体印象

38話です。3クール目ももうすぐ終わり。
前回で倒れたバディ達が揃って復活し、ハル達のデバイスも全てアプリドライヴDUOに進化しました。
これでパワーが1.5倍になり極の時間制限もなくなったはずなので、かなり安定はするはずですね。
むしろ、これでやっとアルティメット4と互角にやれるかどうかってところでしょう。

ペアリングが切れてガッチモンたちの記憶が失われるも、あまり引っ張らずに速攻復活するあたりは
良くも悪くもデジタルな展開ですね。状況的にも某triよりはだいぶマシだったようですし。
あっちは「そもそもペアリングしなかった」ことになってるみたいなので……
そーいえば、カリスモンも「去った」と言っただけで別に「死んだ」とは言ってませんでしたっけ。

アクションは多めですが、バディではなくドライヴァーたちの活劇が中心。
割と漫画っぽい描写はあるものの、さすがにそこまで無茶な動きはさせていません。
人間なのにあんな動きをする大のアニキが異常だっただけですね。
クライマックス近くに出てくる氷のマンモスは「太陽の王子 ホルスの大冒険」を思い起こさせます。

脚本はシリーズ構成の加藤陽一さんです。
作画は全般的に普通ですが、4人の新バンクはさすがに力が入ってました。特にエリ。
 
 
 
★キャラなど個別総括
 
 
・ハル
 
 前半は弱気な表情が目立っていました。ついバディ頼りになってしまう側面も露呈しています。
 これはエリや虎次郎にも見られた傾向なので、彼ひとりがそうだというわけじゃないのですけれど。

 そんな態度をレイに叱咤され、場を盛り上げる虎次郎や自身の苦境を厭わずに手を差し伸べるエリを見て
 改めて仲間の強さを認識し、自分とて少しは変わったはずだと奮起を遂げます。
 どんな状況にあっても希望を捨てずにいようとしたその心がミネルヴァにも認められたのでしょうか、
 彼の行動が結果的に新アプモンチップとアプリドライヴDUO、バディたちの完全復活に繋がってます。

 絶望から何度でも立ち上がろうとする強い意志こそ、主人公の証。
 ミネルヴァは、彼が心の奥底に秘めている可能性に最初から気付いていたのかもしれません。

 アプリドライヴDUOへの注入コールは「ぼく、注入!」です。普通ですね。
 
 
 
・エリ

 なんか仕事放り出してドカモン救出に走ってました。
 気持ちはわかるけど、タイミング的にむっちゃ仕事が増えそうなのに大丈夫ですかね。
 そもそも、Lコープの膝元でアイドルを続けることはどう思ってるのかな。

 そんな形振り構わぬ勢いで再会へひた走っただけに、ドカモンに忘れられてかなりショックを受けていました。
 そのことを根に持ち、ドカモンが記憶を取り戻したあとは意趣返しのように邪険にしています。
 ある意味現金な反応ですね。

 ハイライトはミネルヴァ接触を目指して登攀中、ハルへ手を差し伸べるシーンでしょうか。
 この時の彼女は視聴者にとって以上に、ハルにとって輝いて見えたことでしょう。

 アプリドライヴDUOへの注入コールは「ドッカン注入!」です。このバンクだけやけに動きが良いような。
 
 
 
・虎次郎

 レイの叱咤を受けてエリ共々気力を取り戻し、積極的に場を盛り上げて空気を変えていました。
 どんな時でも周囲を巻き込んで乗せてしまうその才能は、ハルをして驚きを新たにさせるものでした。
 記憶を取り戻したミュージモンとはすぐに調子を合わせ直し、コンビとして完全復活を成しています。

 アプリドライヴDUOへの注入コールは「ノリ、注入!」です。いろんな意味で彼らしい。
 
 
 
・レイ

 ハックモンのあまりの変わりように、思わず「誰だお前…?」と言ってしまうあたりが今週のお茶目ポイント。
 あと改まって大きな声を出すのは苦手なのか、バディ達を探すときにもひとりだけ小声でした。

 しかし現状打破への気持ちは最初から強く、バディ頼りになりがちな他のメンバーを叱咤しています。
 彼はひとりでも相当の立ち回りをこなしてきた一流ハッカーなので、それを言う資格はありそうですね。
 この姿勢がハル達にも伝播し、自分自身も一歩進まなければと決意する原動力になってゆきます。
 本人はなにもそこまで狙って言ったわけじゃないと思いますけれど。

 アプリドライヴDUOへの注入コールは「…注入!」です。ちょっと躊躇いがちなのがポイント。 
 
 
 
・バディたち

 電衛門がハル達を誘導した先に広がっていた、廃遊園地のような空間に全員が集まっていました。
 状況からみて、ミネルヴァがここに保護するような形で誘導していたのでしょうか?

 しかし健在ではあったものの、上述のように一時ながら記憶が吹っ飛んでいます。
 ガッチモンは性格的にあまり変わってませんでしたがドカモンは何かえらい硬派になってましたし、
 ミュージモンは理論派というか単なるマジレス野郎になっていて、ハックモンに至ってはもはや別人。
 あまりのことに、ドライヴァー達もしばし唖然とするしかありませんでした。

 結果的には全員が記憶を取り戻したので事なきを得たのですが、記憶がない間の人格(モン格?)については
 終始まったく考慮されないままでした。そこは何だかモヤモヤします。
 思い出したのは「地球防衛軍テラホークス」のナインスタイン司令。
 彼はその名の通り本人を含め九人のクローンがおり、死亡しても記憶をクローンに移して任務を続行できます。
 朗らかな性格だったクローンが記憶バックアップ移した途端に厳格なナインスタインそのものになり、
 元の人格が文字通り消えてしまった場面は忘れられません。
 このことを嘆いていたのが、よりによってロボットのゼロ軍曹だったのがまた皮肉がきいてます。

 ただ、あのままだと彼らは目的もなくただあの遊園地で遊んでいるだけなのかもしれません。
 そこからもう一度連れ出すためには、どうしてもドライヴァーとの繋がりが必要だったのでしょう。
 
 
 
・勇仁

 どうやら捕まっているようです。ここからどうなるかはさておき、殺されてなかったのは不幸中の幸いですね。
 オフモンの去就は不明ですが、リヴァイアサンが彼らを利用しようというなら無事ではあるのでしょう。
 彼ら、特に勇仁についてはクラウドも知らないリヴァイアサン自身が直接関与してる何かがあるのかも。
 
 
 
・亜衣

 彼女の家と新海家との旧いつながりが明らかになりました。
 秘密基地に隠し通路がいくつもあったり、何かと繋がりやすかったりするのはそういう理由だったのですね。
 しかし彼女自身はアプリドライヴァーじゃないので、ハル達が消えたあとは出番なしです。

 中の人だけはミネルヴァ役を兼ねてるのですけど、この配役には何か意味があるのかな。
 
 
 
・電衛門
 
 リヴァイアサン誕生以後、何とかしようとずっと奔走していたのですが命を狙われまくっていたようです。
 やがて病に倒れて命を落とすものの、自分自身の記憶をバックアップして存在し続けていました。
 なので電衛門そのものではあるものの、本人というわけではないようです。このへんを語り出すと哲学論になる。
 今まで姿を見せなかったのは、今もリヴァイアサンに追われているからなのかもしれませんね。

 ミネルヴァについては動向や意図を把握してるわけじゃなく、あくまで仲介するだけのようです。
 じゃあ、アプリドライヴの音声が彼の声なのはミネルヴァの趣味……?

 ちなみに最初はドット絵の姿を取ってましたが、その姿はまるっきりアレでした。アレです。みんな大好きなアレ。
 
 
 
・氷のマンモス

 ミネルヴァに唯一コンタクトを取れるという電話BOXのある雪山において、頂上近くで突然現れました。
 アプモンではなく、別にワームの類でもないという何だかよくわからない存在です。
 その本質はミネルヴァが遠隔操作していた単なる物体らしく、倒された際にミネルヴァのマークが現れています。

 ハル達人間にとっては脅威ですが、アプリドライヴDUOでパワーアップしたガッチモンたちの敵ではありませんでした。
 連携攻撃の末、最後は久々のガッチクローで討ち取られています。
 
 
 
・ミネルヴァ

 ハル達を導き、壊れたアプリドライヴをアプリドライヴDUOに進化させてくれました。
 また、その際に初めて直接音声でハル達に語りかけています。その有り様はまさに女神のようでした。
 今回ドライヴァーたちを襲った苦難がすべて彼女?の仕掛けた試練だったというのも、ある意味女神的です。

 勇仁がアプリドライヴDUOを持っていたのは、言わばテストを兼ねてのことだったのでしょうか?
 本格配備が遅れたのは、時として諸刃の剣になりうる機能が存在するからですかね。
 今回の大判振る舞いは、試練を含めた条件付きのものだったのかもしれません。

 問題は、彼女が勇仁についてどのくらい把握していたかですが……さて。
 
 
 
・クラウド

 今回はずっと仮面でした。
 勇仁を殺さずに捕らえろとリヴァイアサンに厳命されたのか、そのことを不審がってました。
 なぜかそのセリフの後にあのウヘヘ笑いをもらしてたので、また変な妄想をしたのかもしれません。

 ラストシーンでは、空気を読まずに空いっぱいの立体映像で宣戦布告してきてます。相変わらずの派手好き。
 何か策を用意しているのは間違いありませんね。
 
 
 
・巻き込まれおじさん

 電衛門がハルに接触をはかってきた際、電波障害でも起きたのか車を暴走させてました。
 アプモン騒ぎじゃないうえに完全なとばっちりですが、それでこその巻き込まれおじさんかもしれません。
 
 
 
★次回予告

 アプモン墓場出現。怪獣墓場みたいなノリです。
 再生怪人祭りってことで、あのアプモンやあのアプモンも復活? ハイそこ、モデル再利用とか言わない。
プロフィール

大山シュウ

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

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