デジモンクロスウォーズ#61「お好み焼きパニック! パグモンだらけの街」

★あらすじ

 お好み焼き屋でいきなりデジクォーツに入り込んだタギルたちは、店主を脅迫していたパグモンを捕まえます。

 意外と人懐っこいパグモンに気を許すタギルでしたが、続いて追うことになったジャガモンとの戦いで
 そのパグモンを巡り、ガムドラモンと思いもよらぬ大喧嘩をしてしまいました。
 臍を曲げたガムドラモンはクロスローダーを飛び出し、居合わせたリョーマのところへ行ってしまいます。

 気晴らしも兼ね、パグモンにお好み焼きを作ってやるタギル。
 ところが、お好み焼きの味を知ったパグモンは大暴走し、体を変質させて増殖しはじめました。
 あまりの数の多さで、さしもの少年ハンターたちも対応に大わらわ。そこへ、ガムドラモンが現れます。
 彼はリョーマのもとに身を寄せてからも、相棒のことが気になって仕方がなかったのでした。

 タギルのもとに戻ったガムドラモンは一計を案じ、パグモンの群れをプールに誘き寄せて生地のように変質させ、
 中から本体を引っ張り出します。パグモンの暴走も収まり、とりあえず一件落着となりました。
 大失敗を相棒にフォローしてもらったタギルは、あらためてガムドラモンの存在の大きさを実感することになります。

 とはいえ、何かと口喧嘩を繰り返してばかりの二人。まだまだ先が思いやられそうなのでした。



★全体印象

 61話です。ハンター篇としては7話にあたる回。
 脚本はキャニオンランド顛末の44話以来となる吉田氏。1クール以上ぶりの参加となりました。

 作画監督の榎本氏は56話でも作監をやってましたが、90年代から実に様々な作品で描いている方です。
 東映でも「ガイキング」「プリキュア」とあちこちに関わっているようです。実にいろいろやってる
 (ちなみに56話の作監表示は間違いでした。修正します)。

 特筆すべきは仕事量の多さで、しかも質が高いです。
 同じくモンスターアニメである「陰陽大戦記」でも重要な位置を占めていたようで、大変頼もしい方のようですね。
 氏や高橋晃氏が所属しているスタジオダブはクロウォ一期から参加してるみたいですが、ここまで前に出たのは確か初めて。
 大塚氏や富田氏が抜けた影響がこんなところにも出ているようです。

 絵の話が長くなりましたが、演出の中村亮太氏や岡村正弘氏も新顔です。
 あいにくと担当作品に見たことのあるものが少ないのですが、少なくともデジモンには初参加の模様。
 今期はかなり急遽立ち上がったみたいなので、今後もこういった飛び入りが増えるかもしれません。
 それもまた楽しみといえば楽しみです。

 やっとシナリオの話題になりますが、さすがによく纏められていて展開にあまり無理がありません。
 巨大お好み焼きとかちびくろサンボ状態のパグモンとか無茶なファクターはありますが、笑ってツッこめるレベル。
 吉田氏はデジモンの場合、作品次第で打率が乱高下する傾向があるのですが、クロウォでは大ハズレがない印象ですね。
 そのぶん担当が少なく、デスジェネラル篇に至っては3話しか書いてないのでこれという一本がありませんでした。
 
 しかして今回は名篇、とまではいきませんが定番の喧嘩→和解回というのもあるし、序盤から選ぶなら候補のひとつ。
 ライバルキャラも実力や度量をハッキリ出してくれており、胸をなで下ろしました。
 今期の場合、誰かに選んで見せたい回としては55、56、58、59、そして今回が目下の候補になりますね。わりといい感じ。

 ……書いてみて見事に米やん回だけが除外されてることに気付いた。我ながらひでえ。



★各キャラ&みどころ


・タギル

 タイキたちが申し訳程度にしか活躍しないので、1話以来の全面的主役回です。
 今回もおバカで危なっかしい瞬間湯沸かし器ですが、パグモンやガムドラモンとのやり取りで柔らかい所を見せており
 それ一辺倒ではありません。ここいらは「東京大激突」や「夏への扉」を書いた吉田氏の面目躍如というところ。
 おかげでキャラの幅が強調されました。ありがとう吉田さん。

 それにしても、苦戦や失敗をやらかすのが相方ともども既にデフォになってますね。
 たぶん、彼らの本当の強さはそこから立ち上がって撒いた種を自分で刈り取る努力をするところなのでしょうけど。
 一度始めたことには、無茶をしてでも最後まで責任を取る。タイキもそういう所を気に入っているんだと思います。

 今回もかなり大失敗をしでかしてるんですが、事が事なので深く追求はできそうにありません。
 いや、だってあんなの誰が予想できるというんです。無理。お世話したら事件発生ってどういうトラップですか。
 タイキとユウの反応がジト目に留まったのは、ですから必然です。あのあたりが限度でしょうね。
 たぶん、誰が預かっても同じくらいえらいことになってたでしょうし。

 演出の部類に入る件かもしれませんが、ガムドラモンの売り言葉で一瞬絶句するあたりも印象的でした。
 ガムドラモンあってのデジモンハントだと、頭ではきちんと理解しているようです。頭では。

 ところで、ああ見えて料理は得意みたいですね。
 お好み焼きしかできない可能性もあるけど、言及されてないので証拠不十分です。


・ガムドラモン

 タギルと同じか、それ以上に頭に血が昇りやすい方。
 ムラっ気があるのでペースも乱されやすく、パグモンに引っ掻き回された前半はだいぶ精彩を欠いていました。
 挙句の果てには勢いだけでタギルのもとから家出してしまい、リョーマのクロスローダーへ押し掛ける始末です。
 ライバルに間借りする主役パートナーなんて前代未聞だ……ある意味規格外すぎる。

 しかし後半では大胆な発想力と行動で一気に事態を収束させるという活躍を遂げ、挽回に成功しています。
 誰も思いつかないような飛躍した発想で突き進み、最後にはものにしてしまう。転んでもただでは起きない。
 それもまた彼やタギルの持ち味なのでしょう。逆境に陥りやすいけど、跳ね返す力も持っているという。

 というかあの顛末はタギルが半ば一方的に助けられる形なんですが、あまり変には感じませんでした。
 なぜなら、感情にまかせて相棒を怒らせたのは彼です。タギルはむしろ仲裁しようとしていたはず。
 つまりあそこでガムドラモンが失敗をかまし、その後でタギルが失敗をやらかす形だったというわけです。

 互いの失敗を許し、フォローしあう。似たもの同士だからできることがあるということですね。


・タイキとユウ

 タギルとガムドラモン、それとパグモンに振り回された方々。
 クロスローダーが小麦粉漬けにされたり、今回もっともひどい目に遭った二人です。
 シャウトモンも後半ちょっと技を出しただけですし、ダメモンに至っては出てさえいない。まあ、こんな日もあります。

 それにしても、タギルにはタイキでさえしばしば手を焼いているみたいですね。良くも悪くも。
 基本的に行動は読みやすいタイプのはずなんですが、時折斜め上のことを始める爆発力があるからなあ。


・メタルティラノモン

 55話でタギルたちにハントされ、56話でもちょろっと出てきた古参デジモンです。
 今回ではなんと、ガムドラモンの代わりに一時自ら戦いを駆って出ました。無口ですが、タギルに懐いてることがわかります。
 あの時点では暴走してただけで、本来はああいう忠犬タイプなのかもしれません。
 もともと、ティラノモン自体が見かけのわりに性質が穏やかで主人の言いつけをよく聞くタイプみたいですが。

 しかしながらパグモンの数の多さで事態収束には至らず、残念ながらそれで出番はおしまい。
 ですが、本パートナーが不在でも一応戦えることをハッキリ示したのは良かったですね。
 相性もあるし、クロスアップもできるガムドラモンがいなきゃ戦力ガタ落ちなのは間違いないところですが。

 ともあれ、ガムドラモンやシャウトモンがライバル達のクロスローダーに閉じ込められるような事態にも対応できるわけです。
 対応できるということは、そういう事態も起こり得るということですね。


・リョーマ

 今回いちばん得をしたかもしれない人。
 ジャガモン相手の華麗なハントで実力を示したと思えば、ガムドラモンへの意外とさばけた態度や、
 長い目で見れば不利になるかもしれないと承知の上でタギルに返す度量など、キャラを大幅に広げています。
 少なくとも、人並みに情は持ち合わせていることがよく実感できました。

 無論ハントには手段を選びませんし、仲間があくどいことをしても止める素振りも見せません。
 それに欲しいデジモン以外はたとえ人間界に害が及ぶ可能性があっても狙わないであろう側面もあり、
 「それはそれ」「これはこれ」と割り切るタイプということはわかります。
 要するに典型的「デジモンハンター」というわけなんですね。

 だからタギルにだけ妙に親切なのも格下と見ており、放っておいてもタイキほどのイレギュラーにはならない、
 と踏んでいるのかもしれませんし、ガムドラモンも好みに合わないので厄介払いしただけ、とも見れます。
 ただ、それだけでわざわざ返しに行くとも思えないので、まあ動かされるだけの心はそれなりに持っているのかなと。
 彼自身は実は悪行と呼べるほどのことはしていないので、仲間になる可能性が増えました。

 …問題はそのとき誰と戦うことになるのか、ですが。


・サイケモン

 進化前の状態で初バトル。今回は誰も超進化バンクがありません。
 ジャガモンをまさに瞬殺しており、ハンターとしてのリョーマ組の力を印象づける役割を果たしました。
 単なる色違いデジモンから異例の大出世を遂げた例ですね。ロゼモンもそうですが、こういうことがあると嬉しい。


・パグモン

 今回のハント対象。というか、ハントした後からが本番という珍しいパターンです。
 小型というか幼年期ですけれど知性はたいへん高く、よく喋ります。ただ、悪気はあるようであんまり無い模様。
 調子に乗って言いたいことをポンポン喋ってしまい、後から謝るタイプですね。今回だけで二回謝りました。

 そういう性格だからなのか何なのか、非常に暴走しやすいみたいです。
 お好み焼きを口にすることで体がマヨネーズ色に変化し、分裂するというとんでもない特性を発揮していました。
 その間の記憶はどうやらほとんど無いようです。分身も結局は虚像のようなもので、正体はお好み焼きの生地でした。
 どうやって形成したとか考えたら負けになりそうです。

 が、これ以外は麻痺性の毒アワしか持たない非力なデジモンでもあります。まあ幼年期だしなぁ…
 でも、もしうまく特性を逆活用できれば撹乱や時間稼ぎになら大いに役立つかもしれません。
 一カ所に集まればまた別の力を発揮する可能性もあります。
 発動にトリガーが必要そうなのは厄介ですが……しかも条件を満たしたところで、必ず出るとは限らないのです。

 中の人は西村ちなみ氏。デスジェネ篇のロップモンですね。
 よりイタズラっ子っぽい演技になってますが、声を含めてたぶん過去に出たパグモンでは一番可愛いのではないかと。


・ジャガモン

 商店街でジャガイモを食いあさっていたデジモン。テイマーズ以来の出演です。10年ぶりか。
 トリッキーな戦法でガムドラモンを翻弄するのですが、現れたリョーマ組に一瞬でハントされてしまいました。
 タギルとガムドラモンの喧嘩の遠因のひとつですね。
 捕まって消えた人たちはどこに行ったんでしょう? ハントされたことで元に戻ってればいいんですが。

 このデジモン自体も、あの後どうなったんでしょうね。
 何しろ単にお手本を示すためだけに捕まえられたので、あのリョーマがいつまでも持ってるとは思えません。
 レンとアイルが拒否ったらリリースするしかないかもしれません。

 そういえば、クロスローダーと捕まえたデジモンの紐ってどうやって外すんでしょうね。
 平たく表現するなら、どうやったら逃せるんだろうって話になりますが。


・お好み焼きのとんちゃん

 タギルたちがパグモンと出くわした店。後半で店ごとデジクォーツに引っ張り込まれます。他にも被害多数。
 この事実が示すものは、なにげに超危険。事によっては、世界じゅうがデジクォーツに引き込まれることさえあり得るわけです。
 そうなったらもう、ハントだなんだと言ってられないかもしれません。まあ、大状況ですから起きても終盤でしょうが。

 ところでこの店、たびたび襲われているところからみて相当美味しいのでしょうね。お好み焼きが食べたくなってきた。
 店主も何かこう、いかにもという感じの人です。最後には半ば開き直る形で作戦に協力してくれました。



★名(迷)セリフ


「行ってみようか? ま、彼がこの事態をどう収めるか、私も興味あるしね」(リョーマ)

 タギルをしきりに気にしているガムドラモンに。
 このセリフによって彼らがあくまでもライバルであり、敵にはなっても本物の悪党や大ボスにはなり得ないとわかります。
 あと格下とは思ってるかもしれませんが、タギルの行動力には一目置いていることもよくわかりますね。


「喧嘩しにきたんなら後にしてくれ。こっちは早くこいつらを何とかしなきゃならねえ…!
 大変なことになっちまうんだ!」(タギル)


 再び現れたガムドラモンに。
 本当にヤバい時は事態へ真剣に向かい合い、優先順位を間違えない。それがタギルという男ですね。
 単純にいっぱいいっぱいで、他のことに気持ちを向ける余裕がないだけかもしれませんがそれは言い過ぎな気がします。


「…ありがとな、ガムドラモン。やっぱお前がいてくれないと、オレは…」(タギル)
「…オレも、タギルと一緒のほうがおもしろいぜ!」(ガムドラモン)

 和解シーン。演出込みで印象に残る場面です。直後にまた口喧嘩を始めるのもお約束。
 今回はタギル、ガムドラモンともにいろんな表情を見せてくれているので二人がツボな人には割とたまらん回でしょう。



★次回予告

 一般公募デジモンのガネモンが早くも正式登場。
新キャラとして新たなハンターも出てきますが、なんとなく地味そうです。ドーベルモンはともかく本人が。
この先入観がいい意味でひっくり返るといいんですが。

傷ついた翼でもきっと

和田光司氏が病気療養のため、活動休止することになりました。
歌に生きているであろうこういった人が活動を止めるというのは、余程のことでしょう。
心配ですが、今はこれ以上言わないようにしておきます。言霊など信じてはいませんけれど。

氏はシリーズ作品にとって必ず存在するといってよい、デジモンの看板歌手です。
戦隊でいえばささきいさお氏、プリキュアでいえば五條真由美氏に相当するといっていいでしょう。
そんな人が一時とはいえ歌うのをやめてしまうのは、クロスウォーズ以降の展開が不透明な今
デジモンにとって痛手と言わざるを得ません。一刻も早い復帰を願うばかりです。

病気さえなければ、他の作品にももっと積極的に打って出られたでしょうに…
そうすれば、ここまでデジモンでしか名前を見ないなんてことにならないで済んだかもしれません。
同じくデジモンで名を知った谷本氏が戦隊やドラゴンボールなどで活躍しているのを見ているだけに、
惜念の思いが募るところです。軌道に乗ってきた頃の若い時期を奪われるのは、想像を絶する辛さでしょう。
何故こうも苦難を強いられなければならないのか……

とにかく、これで「デジハン」における新曲は絶望的となってしまいました。サイラバが呼ばれた原因はこれか。
しかし噂が確かならば、氏が過去に関わった歌としてなら存在感を確保できるかもしれません。
今はそれを期待しましょう。こんな形で期待することになるとは思わなかったけど。

今年は本当にいろいろありすぎるなぁ……
 

今月のVジャンプ

・デジモン以外

 今月になって、バトスピコーナーがさらに拡大。
 アニメでも示唆された星座系のXレアのほか、それによって進化したジークアポロドラゴンの姿も。
 そうか、今期はこうなってゆくのか……
 そーいえば、アニメにはまだ竜使い系のカードが出てないですね。竜使いロッソとか。
 出てないといえばまだ白ブレイヴも出てないのか。ライバルの色だから忘れてました。

 ドラゴンボールヒーローズも紹介されてました。しかも、綴じ込み小冊子で。
 もともと何でもありの世界観なんで、これを元に新作が作られても驚きませんよあたしゃ。
 むしろ、どうせならそれくらいトチ狂ってほしいもんです。
 でなきゃ、鬼太郎をあんな形で打ち切った意味がなくなってしまう。

 改の放映がそのための準備期間だというなら、引き延ばしてるのもわかる気がするし……


・クロスウォーズ

 一足早く、キリハとの全面対決が展開されてますね。
 心から笑ってほしいと必死に説得するキュートモンに応え、自分が本当に護りたかったものを悟り、
 ブルーフレアの雑兵を蹴散らして馳せ参じるドルルモンのくだりは圧巻です。
 うん……これだよね、これ。こんぐらいやってくれれば、イヤでも盛り上がりますよ。
 アニメ版のくだりがいくらなんでも淡白だったので、ホッとしました。

 ドルルモンの本格参戦と迷いの打破を受け、満を持してX4も登場。
 メタルグレイモンへの合体を封じた上で一撃を加え、可能性までも上乗せしてみせました。
 ゼンジロウも本格的に剣を握り、アニメ版に負けない活躍を見せています。

 しかしキリハの株も下がることはなく、むしろグレイモンとのやり取りで上がっていました。
 グレイモンの喧嘩好きな性格もいい味を出していますね。悔しがる姿はむしろ可愛い。
 ヤツというのはサイバードラモン、及びサイバーランチャーのことでしょうか? 
 アニメではこないだ顔出しだけしましたが、あまりの変わりっぷりに腰を抜かした憶えが……

 いずれにせよ、ブルーフレアが無理をしなかったおかげで互いに余力を残しての別れでした。
 この選択がのちのち、デジタルワールドを変えることになるのかもしれませんね。
 キリハもなんかジワジワと仲間、もしくは共闘フラグを立てている気がしますし。
 その前にもうひと山あるでしょうけど。特にアニメのほうで。


・デジモンその他

 あの黒騎士はスカルナイトモンというんですか。ダークナイトモンの片割れですね。
 デッドリーアックスモン(なんつー名前だ)はあからさまに下半身ですし。
 あれ? じゃあスパロウモンは?

 と思ったら、なんかそれっぽい翼を背中につけたX5なる存在の姿も……
 一体どういうことなんでしょう。なぜトワイライトである彼がクロスハートに?
 ネネの差し金でスパイ出向するのか、それとも別の理由で来るのか……
 うーん、気になりますね。

祭りの夜を背にする前に

実はまだロスエボを遊んでます。
プレイ時間は放置なしで120時間に到達しようというところ。実質ドラクエ9以上に遊んでます。
どんだけデジモン好きなんだ、自分。まだまだ甘いだろうとはいえ。

なぜこんなに続けることができたか、理由を以下にまとめてみました。


・育てたいと思えるデジモンが多い

 全面的に見直された進化ツリーのおかげです。
 こいつは育てたいよな、と大方が考えてそうなメジャーな個体は概ね網羅しており、個人的に文句なし。
 アグニモンらハイブリッド体はいませんがこれはいつものことですし、
 その代わりにAグレイモンらエンシェント究極体を入れてくれたのは逆に嬉しいぐらいでした。
 そこからスサノオモンに繋げられたり、光竜系はゴーイングマイウェイだったり系統の流れも楽しい。
 やろうと思えば、一体であらゆる系統へ進化してゆけるのもポイントです。

 時期的にシャウトモンをはじめ、クロスウォーズ関連の個体はいませんがこれも仕方なし。
 それに彼らは進化というよりデジクロスが本分なので、かなり特殊なイメージがあります。
 放映中にもう一作出るとしたら、彼らの設定をシステムに取り入れたものになるでしょうね。
 あるいはデジカ大戦をWiiあたりで展開とか、そんな感じかもしれません。

 最大の問題は「ロスエボ」のタイトル通り、最初から自由に進化できるわけじゃないこと。
 せっかくの練り込まれた進化ツリーも、完全に近い形で堪能できるのはクリア後になってしまいます。
 加えてリペアリングの作業が別に楽しくないので、結構ストレスもかかったり。
 もちろん、バグプレートを探したり集めに行ったりすることがモチベーションになるのも確かですが。



・倒し甲斐のある敵、経験値の高い敵が多い

 これまで以上に強い敵が存在しており、装備なしだとかなり育てていても大ダメージを受けます。
 連中を倒せるぐらい強くなるのも目的のひとつにできるので、育成にも力が入るというもの。
 特にクラスデザートの宝箱ガードは強敵で、非常にタフな長期戦を強いられました。

 また、ザコでも最低5発は当てないと絶対に倒せないうえ、攻撃力がバカ高いアーマゲモンがおり、
 一度ターンを回してしまうと上記以上に全滅の恐怖を味わうこととなります。なにしろ複数が出ますから。
 こっちの手合いには速攻重視の装備とメンバーで挑まねばならず、その人選も楽しさのひとつです。
 技に関しては事実上、レンジ3以上の聖属性一択なんですがそれを誰に憶えさせるか、がキモですね。

 この手の強敵は多分に漏れず経験値も高いので、勝てばウハウハとなります。
 わけてもアーマゲモンはシリーズ最大級の経験値を誇り、低レベルなら一気にレベル50近くになります。
 この豪快なレベルアップも、けっこう楽しさに繋がってると思うんですよね。



・クエスト、武器防具作成、探検隊などサブ要素豊富

 クエストはほとんどが単なるお使いであり、特にサブシナリオ的な楽しみはありませんが、
 ただ無目的にうろついているよりはプレイ意欲が湧きます。腰を据えてやり込もうという時はなおさら。
 しかもその果てには明らかに大きなクリア後イベントが待っていたので、拍車がかかりました。
 これだけでも相当の時間楽しめます。

 新要素であるファームでの武器防具作成は、無くても何とかなりそうですが活用すれば役に立ちます。
 特に武器については、活用するとしないとで少々の差が出てくるんじゃないでしょうか。
 絶対的な攻撃力ならイベントや宝箱で手に入れるもののほうが高いんですが、量産できるのが強みでして。

 とりわけナックル系の「4セイントブロー」は高めの攻撃力と素早さ大幅アップの効果を合わせもっており、
 さらに装備できる種族も多いという速攻シフトには欠かせない使い勝手の良い武器です。
 同様以上の性能を持った「ムゲンハンド」は簡単に手に入らないうえに一個しかないので、重宝度も一入。
 また量産ということで、実際に戦う三体ぶん以上は売却して資金に換えられるのもポイントです。

 新要素はほかにもあり、たとえば探検隊はファームのデジモンを8体まで参加させ、アイテムを探させるもの。
 成果は一日ごとの結果報告でわかり、良いアイテムを拾えれば経験値ももらえます。
 ファーム以外にもデジモンを登録できる場所が増えたうえ、ご褒美もあるというわけです。
 良いアイテムが手に入ることはそうそうありませんが、そのうち狙おうと思ってたものが偶然出ると嬉しいですね。
 少なくとも、デジバンクに突っ込んでおくよりは有意義でしょう。



 とまあ、大別して以上三つが長続きした理由でした。

 しかしこれらを全て堪能するには別に楽しくもないリペアリング作業を何度もこなさねばならず、
 その段階でけっこうなハードルがあります。進化したくてもできない、というのは相当のストレスでした。
 進化条件が満たせてないなら諦めもつきますが、どう考えても普通に進化できそうなところに穴があいてるんです。
 なんだよもう、と口を藤子マンガ調にしたくもなろうというものでしょう。

 逆にこれさえ越えれば、デジモン好き(特に私のようなデジモンアニメ好き)なら楽しめるでしょう。
 デジモンの性格が相変わらずコロコロ変わったりアスカたちの存在意義が結局あんまりなかったり不満はあれど、
 それはすべて個人的なものです。全体的な完成度では、たぶん「ストーリー」系で一番でしょう。
 ホントは荒削りだけどデジモンの性格が固定で主人公が喋る初代ストーリーが一番好きなんですがそれも個人的な話。


 なんでこんな記事を書いたかというと、そろそろ離れようかと思っているからです。
 11月に「スパロボL」が控えている以上、放っぽりだしていた「世界樹3」へ戻らねばなりません。
 せめてクリアまでは持っていかないと、イラスト集だって買えないじゃありませんか。それは私的に困る。
 いや、世界樹はジャンルもさることながら、ジャケ買いの側面もあるぐらい絵がお気に入りなもんですから……


 とにかく、予想外に長い期間楽しめました。考えてみたらバンナムにはけっこうお世話になってるなあ。
 デジモンもスパロボも長く続くよう、できるだけ金を落としていきたいもんです。
 次の目標はD-ARTSかな。
 

今月のVジャンプ


よく見たら今月は全然書いてないなぁ。

Vジャンプは当然のように購入。
今になってバトスピ特集を始めたのは……何故なんでしょう?
事情には詳しくないので、滅多なことは言えませんが…それだけ売れてるのかな。
それとも実はその逆……?

さてデジモン関連。噂の新ベルゼブモンがクロスローダーに登場とのことです。
なんか、ジャケットの上にさらに強化パーツをつけてますな……そのせいか、魔王型にしてはメカっぽく。
たぶんこのジャケットの理由はアレなんでしょう。噂のアレ。アレがアレしてアレになるという。
となると、あいつもあいつの仲間なんでしょうか。

漫画版ではキリハ無双。いきなりメタルグレイモンも出たりと、押しに押しまくっています。
アニメ版はスケジュールの都合なのか、出てくるタイミングがちょっと変なこともあるんですが
こっちでは対タクティモンというわかりやすい登場のし方。
その攻撃を凌いでみせているタクティモンもまた、さらに株を上げています。

タイキへの発言をアニメ版と考え合わせてみると、あれはそのまま彼の実体験なのでしょう。
問題は、その体験を他人に押し付けようとしているところです。いわゆる余計なお世話。
そもそも力こそすべてと考えるその手法は、今のところバグラ軍と何ら変わらないと言ってよいもの。
もしバグラ軍がいなければ、彼がその位置に収まるだけのことでしょう。
つまりタイキが彼の部下になることも、その考え方に同調することもまずあり得ないことになります。
人質でも取られた場合は別かもしれませんが、多分キリハはそういうタイプじゃない。

とはいえ、早めに「こうなったのは理由が…」と匂わせておくのは悪いことじゃありません。
少なくとも、さんざん引っ張った後でいきなり出すよりはマシです。心の準備ってものが違ってきますし。
そして、がむしゃらに力だけを求めるものの末路がどんなものかは想像がつきます。
力に溺れて飲み込まれるか、自らが信じた力の理念によって完膚なきまでに打ちのめされるか……

まあ、どうせなら徹底的にヒール路線を貫くのも手なんですが、アニメ版ではちょっと無理そうな感じ。
そこはそれ、胴体着陸からいかに立ち直るかが見所になるんですけどね。
あくまで独自路線を進むもよし、ともに戦う道を選ぶもよし。どう転んでも美味しい人になるでしょう。
うまいこと料理されさせすれば。

一方でクロスハートはドルルモン関連をうまいこと状況に絡めており、なるほどなと思わされます。
キュートモンの反応は王道ながら、回想を入れるタイミング含めて良好でした。9話の反応が激薄でしたし……
ドルルモンとの出逢いもアニメとだいぶ違ってますが、こっちのほうが第一印象や設定には合致してますね。
特にいつも笑ってるんだけど、心から笑ったことは一度もないらしいというあたりが。

そういえば、X4はまだ一回も漫画版に出てないんですね。
夢のとおり、最初の相手はキリハ組になりそうです。もっとも夢の内容のほうはアニメ版ですが……


重視しているものが違うからか、ストーリー的にはアニメ版より面白いことが多々ありますね。
特にドルルモン関連はいい補完になるでしょう。漫画版スタッフGJ。
 
プロフィール

大山シュウ

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

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