銀色の海原

 
「侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!」および「オーシャンズ」を見てきました。
以下にネタバレを含みます。

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今週のヒーロータイムA

 
ウルトラマンA 33話「あの気球船を撃て!」

気球船超獣バッドバアロン登場。
見かけはヌボーッとしてますが、気球を装って乗った子供たちの「生きる力」そのものを奪ってみずからの糧にし、
それを大人しくなったと勘違いして飛びついた母親たちをいわば人間の盾のように使うかなりの知能犯です。
乗務員も操られていただけなので、いわば単独犯でもありますね。
いったい何者だったのか……明かされる必要はないんですが、不思議に思う描写があってもよかったですね。

なんのことはない、またまたダン少年の出番に食われてます。
今回は危険を承知でバッドバアロンの気球に乗り込み、TACの作戦エリアへ誘導するお手柄まで上げてました。
が、ただの少年じゃないとはいえ民間人を、それも子供を使うなど以前からは考えられんような作戦です。
竜隊長なんかダンをべた褒めしてるし、一体どうなっちまったんでしょうTACは。
アレだったら、業を煮やしたダンが独断で乗り込むという展開のほうがまだ納得がいったような気がしますよ。

どうなっちまったんだろうと言えば、今回は北斗もなんかおかしいです。
普段だったらアレだけ明確に意味不明なエネルギーが出てるものだし、怪しんで当然なんですが
まるで山中隊員みたいなアバウトな言動がやたら目立ちました。一体どうしちまったんですか北斗さん。
前回いろいろストレスが溜まったので、細かいことは気にしないことにでもしたんでしょうか。
そりゃ前回は物証なかったですが、でも今回のあの気球はどう見てもあやしすぎるんですけど?

そして今回ある意味一番ウケたのは、腹の中の子供を無視してバッドバアロンを八つ裂きにしたA。
友人の言葉を借りるなら「これ以上攻撃できないと言いつつこれ以上ない攻撃をした」一瞬です。
見てて思わず「おい! 子供! 子供!」と叫んでしまいました。
無理に解釈するならまずバッドバアロンの首をすっ飛ばして動きを止め、安全に救出できる一点を見極めて
かの凶悪技バーチカルギロチンを放ったのでしょうが、いかにも無茶な話です。

う、ううむ……な、なんだか話がどんどんおかしな方向に転がっていってる気が。
いったいいつからこんな抱腹絶倒特撮ドラマになってしまったんでしょう。南隊員が早くも懐かしい。

でもバッドバアロンに群がる教育ママたちの姿は、風刺もきいていて良かったかもしれません。
前半に出てきたいじめっ子の母親といい、昔からモンスターっていたんですね。
 

今週のヒーロータイム

 
色々あってちと遅れました。


少年激覇ダン 21話「龍虎激突! 復活のメテオヴルム!!」

残りライフ1から粘りに粘ったダン。ついに逆転勝利をもぎ取ります。
剣蔵は強いカードバトラーでしたが、負けを知らないという致命的弱点がありました。
思い通りにいかなくても冷静ささえ保てていれば、まだ戦いようはあったはずです。
そのぶん、今後の伸びがたいへん期待できる人物でしょう。仲間フラグも立ったし。

優勝したダンは物的報償を拒否。異界王を糾弾する気まんまんです。まさに激突王。
ブルストムが邪魔をしてきますが、どう考えてもダンに勝てるとは思えません。
小物臭がぷんぷんする上に、兄様が敗北フラグまで立ててます。
とはいえヴァルハランスが乱入してくるとなると、そう簡単にはいかないかな。

しかし、華実の属性が言わばてんこ盛りだったとは……
彼女は兄ともども覚悟の上で、巫女の役割を演じているのでしょうか?


 
侍戦隊シンケンジャー 最終話「侍戦隊永遠」

なんとも余韻のある終わり方でした。

歴代シンケンジャーでも倒しきれなかった外道衆最大最強の魔人、血祭ドウコク。
それを討ち取ったのは侍の道、人の道を生き、連綿と歴史を積み重ね、新たな力を生み出し続けた
現代の侍たちの絆、そして何より悪逆に屈せぬヒーローの魂でした。

あんな無茶ができたのも、仲間や先人のおかげでドウコクの弱点を狙えたおかげですし、
サムライハオーでなければあの嵐のような攻撃に耐え、最後の一太刀を入れることはできませんでした。
いわばこの勝利は、過去のシンケンジャーたちが積み重ねた歴史の勝利ともいえるものでしょう。
ダイゴヨウがほぼ不参加だったのが惜しまれます。

そのドウコク。
あれだけ圧倒的な力を持ちながら、結局シンケンジャーに苦杯を舐め続けさせられ続けたのは
ひとえに歴史の中、彼らヒーローたちの折れない心にしてやられてきたためなのでしょう。
力をもって他者を屈服させることが全てである彼にとり、その力に屈しないばかりか
命をもって力にまさるはずの自分を制しつづけてきたシンケンジャーは目障りな存在でしょう。
志波当主を目の敵にしたのも、力の論理が通用しない者への苛立ちがそうさせたんでしょうね。

太夫すら取り込み、たったひとりで刀を振るう彼の外道そのものが、シンケンジャーの武士道を
より一層際立たせるものでした。両者はまさに水と油、決して相容れないのです。
そして総大将が死んでも、もともと個人の集まりである外道衆にはあまり関係ありません。
ある意味、平常任務に戻るだけともいえます。とはいえドウコクの力がナナシ連中を増やしていた、
という事実がある以上、今後しばらくはレッドだけで充分そうですが。

そういえば、結局は保身を選んだ形のシタリもまた対比を彩ってましたね。
彼は前にも命惜しさにドウコクを裏切ったことがあるし、ある意味彼らしいオチともいえます。
もっとも情がないというわけじゃない気はするし、ドウコクもそのへんを承知の上で使ってたようですが。
まあ本当のところは「VS」のためのネタ確保なんでしょうけどね。

ともあれ、巨大戦がおざなりなのを除けば個人的に一年楽しめた作品です。
きっちりとテーマが貫き通され、完結をとげたといっていいでしょう。このへんは最初から良くできてました。
もちろんすぐ上に書いたほかにも問題はあるんですけど、あまり気にはならなかったかな。
ダイゴヨウの露骨なハブられっぷりとか、涙なくしては語れない部分もあるにはありますけど。

さて、次はゴセイジャーか……
戦隊ではほぼ初のカード要素が入った作品ですが、それだけに見てみなければわかりませんね。
 
 
 
仮面ライダーW 21話「還ってきたT/女には向かないメロディ」

今回もアクセル主体の話。デビュー篇が終わったので、今度は竜のキャラ掘り下げですね。
翔太郎との競い合いながらの共同捜査や警察サイドの描写活性化など、いろいろやってます。
刃野さんや真倉は翔太郎の助けや賑やかしにこそなれ、能動的には動けませんでしたから
竜の加入はなかなか大きいファクターだったわけですね。

そんな竜の補佐として、アメリカ帰りのジャスミン……じゃなかった、九条綾刑事が登場。
さすがに、デカレンのときより演技力がパワーアップしてます。戦隊畑出身なので
アクションもキマってますね。ひさしぶりに顔を拝めました。

しかし残念ながらレギュラーではなく、犯人役のようです。
もっとも予告で冴子さんを狙ってたところからみると、事件の根を潰すことも考えてますね。
いわば道連れにする覚悟でガイアメモリに手を染め、悪をもって巨悪を倒すつもりかも。
でも流儀に反する以上、Wにはそれを止める理由があります。そしてアクセルにも。
竜は溝口(というか綾)の復讐心に理解を示してはいますが、だからといってその修羅の道に
他人が足を踏み入れようとしているのを看過できるタイプとも思えませんからね。

ひさしぶりといえば、悪徳刑事・阿久津をガードして逃したのはミックでした。
スミロドンドーパントの脚力は幹部だけあり、コックローチをも遥かに凌ぐようです。
さすがにWとアクセル、二人のライダーを相手にするのは厳しそうですが。

しかし、アクセルにも大型ビークルがありましたか。一体、どんなギミックが……?



ドラゴンボールKAI 43話「孫悟空vsフリーザ!超決戦の幕開けだ!」

とりあえず殴り合いの応酬で説明がつくお話。
このカードはタイマンに限定すればドラゴンボール中最長といって過言ではない一戦なので、
前哨戦だけでかなりの期間を取ってますね。それでもアニメにするとすぐ終わっちゃうので、
今回のようにオリジナル部分を大幅に取って水増しをしているわけです。

というか、やはり春へ向けて尺を調整してる感じですね。
二年目からは確実にトランクスをOPへ加えなければならないので、その関係でしょう、普通に考えて。
一年で終わるという眉唾な噂を考慮に入れずとも特に不自然ではありません。
でも、それだったらサイヤ人篇をもうちょっと引っ張ってもよかったんじゃ……

って、まだ二十倍界王拳が出ないんですか。こいつはさすがにちょっと意外でしたよ。
オリジナル部分との兼ね合いを考慮しないといけない割合が増えてることも考えに入れとくべきでした。
逆手に取って隊長(蛙)に次回予告をやらせたのは楽しかったですが。



ジュエルペット 45話「イヤイヤ! みんなキングになっちゃった」

すっかりディアン一派なキングが、ちょっといい所を見せようとした途端に事態が悪化するお話。
……どうもこいつが頑張れば頑張るほど、逆の結果が出るようですね。
なら、ここは本気でゲームをするべきでしたな。本人に自覚がないからどうしようもないけど。

しかし、キングは本当に優遇されてますね。もともと存在感はありましたが今やえらいことになってます。
むしろ、スタッフの悪ノリがどんどん暴走しているような気が……
 
それにしても深刻な事態だというのに、あのまるで危機感のない予告はどういうことでしょう。毎度のことですが。
 

MB#35,36

ブロッカー軍団IVマシーンブラスター 35話「意外! ボスパルダーの秘密」

ブロッカー軍団の必殺技をことごとく破る強敵カイブッダー・ヘルボクス。
操縦者はなんと地球人でした。その名をアンドリュー・ノートン。ボスパルダーの操縦者だった男です。
ボスパルダーの戦闘ロボとしての仕上がりの高さは、彼の類いまれな技術あってのものでした。
ところがエレパス能力の不足で正規パイロットから外され、行方不明になっていたのです。

が、彼の裏切りはそれだけが原因ではありません。
機密保持のため、由利博士が両親の殺害を指示したと思いこんでしまっていたのです。
その仇を討つため、よりにもよってモグールへ魂を売っていたわけですね。ほとんど嫌がらせだ。

天平を電磁ショック銃で撃って操縦不能に追い込んだノートンは、ふたたびヘルボクスで挑んできました。
が、ヘルサンドラの意向で彼女自身にパイロット交代。用済みとされたノートンは放り出されてしまいます。
しかも彼の両親を殺したのはモグール。とんだピエロでした。

自らの過ちを悟ったノートンは、まだ十分に動けない天平に代わってボスパルダーで参戦しようとします。
が、エレパス能力の不足は残酷な現実でした。今度こそ体で実感したノートンは天平に交代、勝利へ繋ぎます。
あの陣形に参加するのは相当の負担なんですね。エレパス能力があってこそ克服できるのでしょう。

ノートンの声は故・富山敬さん。スパロボ的にはデューク・フリードの人です。
残念ながら早逝してしまわれたので、実際にスパロボへ声を収録したことは一度も無いんですが……
そんな富山さんの、ちょっと珍しい悪役演技が前半で聞けます。これだけでも一見の価値あり。

ノートンは戦いの後、ボスパルダーを天平に託して静かな暮らしへ去ってゆきます。
最終話かそこいらに再登場するかと思ったんですが、別にそんなことはありませんでした。
去りぎわ、ボスパルダーは誰のものでもないと声をかけた天平が印象的です。少なくとも由利博士が造り、
ノートンが育て、天平が使っていますね。誰ひとり欠けても、今ここにブロッカー軍団は無いのです。

ヘルボクスはアルマジロ型のカイブッダー。ひとたび体を丸めて防御態勢に入れば、ブロッカー軍団の
どんな必殺技も弾いてしまいます。しかもその状態で突っ込んでくるので、手がつけられません。
唯一の弱点は腹。ガードを固める前に一文字崩しで突っ込む以外の攻略法はありませんでした。
その情報を齎したのは他ならぬノートンなので、サンドラ様はとんでもない失策をしでかしましたね。




ブロッカー軍団IVマシーンブラスター 36話「恐怖! 死の谷の脱走」

防衛軍基地の連続事故、そして出し抜けにブロッカー軍団解散を迫る防衛軍長官。
一連の事態に陰謀を感じたアストロ基地の面々の前に、あの安さんがふたたび姿を現しました。
彼の情報で防衛軍幹部の妻子が人質に取られ、地球防衛に不利な指示が出ていたと判明。
しかも安は傍受したフィルター化秘密通信から、牢獄がどこにあるかまで割り出していました。
このへんは当時としちゃ珍しいほど細かい描写です。さすがはカミソリと言われた安さんだ。

さっそく安に従い、人質救出に向かう天平たち。
潜入工作にかけてはプロ中のプロである安の独壇場が展開されます。天平たちはその手伝いが精一杯。
それでもおとなしく自重して足を引っ張らないぶんだけ、天平も成長したといえるでしょう。
20話の事件あたりをきっかけに、少しずつ改善はしていってるんですよね。

首尾よく救出されてはたまらぬと、モグール側もカイブッダーを出してきます。ここからは軍団の独壇場。
人質を確保して後を安にまかせ、敵基地もろともカイブッダーを潰滅せしめるのでした。
戦い終わって、ふたたび基地を去ってゆく安さん。髪を伸ばしてるのかと思った頭は、なんとヅラでした。

あいかわらず渋すぎる安さんが、またまた大活躍するお話です。
専門分野にかけてはモグールはおろか、天平たちヒーローも形無し。でも口は悪いがユーモアを解し、
ちょっとお茶目なところも兼ね備えているダンディさんでした。登板が二回と少ないのもむべなるかな。
こういう作品で、あんまりこの人みたいな人物が活躍するのも考えものですからね。

敵カイブッダーはコンドル型の「コンドラス」。わかりやすい名前です。
単なる守衛として作られた個体なのでしょうか、見かけのわりにそれほど強くはありません。
四方から軍団に回転投げをかまされ、ヘルサンドラたちの円盤を巻き添えに爆破されました。
サンドラたちはTACよろしく、シートだけで脱出しています。

最後の聖戦

 
こないだ当然のようにドラクエ6を買ったのですが、それまでの間に読書強化週間をもうけ
ムアコック作「秋の星々の都」を読みました。
かなりの長編と超短編のふたつが入った本で、読了までけっこうな時間がかかっています。

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プロフィール

Author:大山シュウ
更新記録や徒然、雑多感想などよしなに上げていきます。

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